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東京工科大学
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東京工科大、がんを簡単に調べられる新しいメチル化DNAの測定法を開発
がんを簡単に調べられる新しいメチル化DNAの測定法を開発 東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)応用生物学部の吉田亘助教、軽部征夫教授らの研究グループ(※1)は、がんなどのバイオマーカーとして期待されるメチル化DNAを簡便に測定できる方法の開発に成功した(※2)。 本研究成果は、2016年6月28日に科学誌「Analytical Chemistry」オンライン版に掲載された(※3)。 【背景】 ヒトゲノム中の塩基シトシン(※4)のメチル化は、遺伝子の発現を制御する「遺伝子スイッチ」としての働きを持っており、がん細胞ではこの遺伝子スイッチが異常になっていることが確認されている。このスイッチの異...
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東京工科大など、ヒトラクトフェリンFc融合タンパク質の特許を取得
副作用の少ない抗がん剤などへ応用可能な ヒトラクトフェリンFc融合タンパク質の特許を取得 東京工科大学(東京都八王子市片倉町、軽部征夫学長)応用生物学部の佐藤淳教授らの研究チームは、バイオベンチャー企業の株式会社NRLファーマ(神奈川県川崎市、星野達雄社長)との共同研究により、体内での安定性を向上させたヒトラクトフェリンFc融合タンパク質の特許(※1)を取得した。今後、ラクトフェリンの高い安全性や生理活性などを活かした、副作用の少ないがん治療薬などへの応用が期待される。 【背景】 乳などに含まれるラクトフェリン(以下、LF)は、抗腫瘍、抗炎症、抗酸化など様々な生理活性を示すタンパク質と...
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東京工科大、天然色素のみを用いた「フォトクロミック材料」の開発に成功
天然色素のみを用いた「フォトクロミック材料」の開発に成功 化粧品や食品などへの応用も可能に 東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)応用生物学部の柴田雅史教授らの研究チームは、植物色素と化粧品や食品で使用できる原料のみを用いて、天然系のフォトクロミック材料(光の照射で色が変化する機能性材料)の開発に成功した。化粧品、食品、玩具、文具など、従来は難しかった高い安全性が求められる産業分野への応用が期待される。 本研究成果は、2015年度色材研究発表会(10月21日、一般社団法人色材協会主催)などで発表された。 【背景】 フォトクロミック材料は、可視光や紫外線の照射...
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理研ビタミン、クロセチンが肌の色素沈着(シミ)の改善に寄与することを確認
クロセチンが肌の色素沈着(シミ)の改善に寄与することを確認 〜第33回日本美容皮膚科学会総会・学術大会 (2015年7月25日〜26日大阪国際会議場)で発表〜 理研ビタミン株式会社は、東京工科大学応用生物学部先端化粧品コース美科学研究室前田憲寿教授との共同研究で、クチナシの果実から抽出したクロセチン(※1)が、肌のシミを改善する作用を示すことを、培養細胞を用いた試験ならびに成人女性を対象とした試験において確認しました。 本研究成果を、2015年7月25日〜26日に大阪国際会議場にて開催された日本美容皮膚科学会総会・学術大会にて発表しました。 <研究の背景と目的> 紫外線に曝...
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日焼けによる肌乾燥のメカニズムを解明 角層細胞タンパクのカルボニル化と活性酸素生成のループが関与 東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)応用生物学部の正木仁(まさきひとし)教授らの研究チームは、角層細胞に存在するカルボニルタンパク(注1)が、紫外線から活性酸素を生成することでさらに増加し、皮膚の乾燥を誘導するメカニズムを明らかにした(図1)。 本研究成果は、2015年6月に開催された第40回日本香粧品学会学術大会にて発表された。 【背景と目的】 太陽光線の皮膚への慢性的な曝露は、皮膚内の酸化ストレスを亢進することにより老人性色素斑やシワの顕在化といった光老化...
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東北大と東京理科大と東京工科大、イネ葉緑体の再利用過程を解明
イネ葉緑体の再利用過程を解明 −蛍光タンパク質で視(み)るイネ体内の自食作用− 【要点】 ●イネ植物体の葉や根におけるオートファジー(自食作用)の可視化に成功 ●イネの葉緑体がちぎって壊されるオートファジー経路の存在を実証 ●イネの効率的な成長に必要な「体内栄養リサイクル」へのオートファジーの関与を示唆 【概要】 東北大学学際科学フロンティア研究所の泉正範(いずみまさのり)助教、同大学生命科学研究科の日出間純(ひでまじゅん)准教授、同大学農学研究科の石田宏幸(いしだひろゆき)准教授らと、東京理科大学理工学部の朽津和幸(くちつかずゆき)教授、東京工科大学応用生物学部の来須孝光...
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協和発酵キリン子会社、サプリメント「発酵コエンザイムQ10EX」をリニューアル発売
『発酵コエンザイムQ10EX』新発売! 協和発酵バイオ株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長:石野 修一、以下「協和発酵バイオ」)は、2014年11月1日にコエンザイムQ10を配合したサプリメント『発酵コエンザイムQ10EX』をリニューアル新発売します。 ●従来比1.5倍、業界最高水準の一日180mgで実感力に違い コエンザイムQ10は人間の生命活動の基本に関わる成分で、全身に存在し、特に心臓、腎臓、肝臓などに多く分布します。しかし各臓器においてコエンザイムQ10の濃度は20歳前後をピークに減り始め、肺では40歳代から減少することが知られています。食事にも微量ながら含まれますが、協和...
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都市の水辺の「カビ臭」原因物質を初めて特定 東京・多摩地域の現地調査から明らかに 東京工科大学(東京都八王子市片倉町)応用生物学部の浦瀬太郎教授らの研究チームは、都市の水辺に発生する「カビ臭」の原因物質が、食品のカビ臭の原因となる「2,4,6−トリクロロアニソール」であることを初めて特定しました。本研究成果の詳細は、2014年12月に開催される土木学会環境フォーラムで発表する予定です。 【背景と目的】 都市の水辺に沿った緑道や河川敷内の運動施設を利用する際に、水の臭いを感じることがあります。汚染がひどい場所では硫化水素などを原因とする下水臭がしますが、水がきれいな場所でもカ...
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東京工科大、乳酸菌を用いて“浅漬け”による食中毒を防ぐ手法を発見
乳酸菌を用いて“浅漬け”による食中毒を防ぐ手法を発見 東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)応用生物学部の西野智彦准教授らの研究チームは、ある種の乳酸菌を用いることで、「浅漬け」による食中毒を防ぐ効果があることを発見しました。 【背景と目的】 浅漬けは、短期間の漬け込みで手軽に製造する漬物であり、古漬けと分類される一般の漬け物と比較して微生物による発酵の関与は少ないとされています。また、塩分濃度が2.0〜2.5%と低塩分であることから、近年の減塩志向も手伝って高塩分条件で製造される古漬けに比べ好まれて食されています。しかし、その低塩分が原因となって漬物では珍...
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東京工科大など、「小児線維筋痛症」が、コエンザイムQ10の欠乏で起こることを発見
「小児線維筋痛症」が、コエンザイムQ10の欠乏で起こることを発見 横浜市立大学医学部小児科と共同研究 東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)応用生物学部の山本順寛教授らの研究チームは、「小児線維筋痛症」(※1)が、コエンザイムQ10(※2)の欠乏によって起こることを、横浜市立大学医学部小児科との共同研究で明らかにしました。(※3) 【背景と目的】 「線維筋痛症」は、全身の疼痛と慢性疲労を伴う原因不明の難病で、最近小児でも発症することが明らかになってきています。根本的な治療法はなく、ミトコンドリア機能不全による筋肉の酸化傷害が重要との説が有力とされています。そこで...
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東京工科大、産学連携によるキャリア教育の新形態「コーオプ教育」を今夏から本格実施
産学連携による実践的人材教育の新たな取り組み 首都圏理工系大学として初(※1)、「コーオプ教育」を今夏より本格実施 〜地元企業との試験実施を開始、学内に支援センター立ち上げ〜 東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)では、首都圏の理工系大学として初めて(※1)、産学連携によるキャリア教育の新形態「コーオプ教育(Cooperative Education)」を、今夏より本格的に実施いたします。試験的な取り組みとして、今春よりキャンパスのある多摩地域の地元企業との連携を開始しており、これらの成果や課題をもとに、学内にコーオプ教育支援のための組織を立ち上げる計画です。 これにより、新成長分野を中...