乳酸菌を用いて“浅漬け”による食中毒を防ぐ手法を発見  東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)応用生物学部の西野智彦准教授らの研究チームは、ある種の乳酸菌を用いることで、「浅漬け」による食中毒を防ぐ効果があることを発見しました。 【背景と目的】  浅漬けは、短期間の漬け込みで手軽に製造する漬物であり、古漬けと分類される一般の漬け物と比較して微生物による発酵の関与は少ないとされています。また、塩分濃度が2.0〜2.5%と低塩分であることから、近年の減塩志向も手伝って高塩分条件で製造される古漬けに比べ好まれて食されています。しかし、その低塩分が原因となって漬物では珍...