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原子炉
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東芝、ウェスチングハウス社による原子力発電所向け部品会社を買収
ウェスチングハウス社による原子力発電所向け部品会社の買収について 当社グループ会社であるウェスチングハウス社(以下、WEC)は、米国の電気設備メーカーであるAZZ Inc.との間で、同社の子会社であるNuclear Logistics,LLC(以下、NLI社)の原子力発電所向け部品事業を取得することに合意しました。本取引によりWECは従業員とテキサス州の2工場を引き受けます。NLI社は、原子炉メーカーではない第三者の部品供給メーカーとして米国内で最大規模であり、WECはNLI社の同事業を買収することにより、同社の原子力発電プラント向けサービスビジネスの更なる拡大を目指します。 WECは、2016年末までに買収を完了し、NLI社の同事業を...
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東京都市大、経時的変化の影響を考慮した事故発生率の定量評価手法を開発
原子力施設のさらなる安全性向上を目的に 機器の状態遷移及び経時的変化の影響を考慮した 事故発生率の定量評価手法を開発 東京都市大学工学部(東京都世田谷区)原子力安全工学科 牟田 仁ら研究チームは、原子力施設の安全関連システムにおける、時間経過に伴う様々な動的変化を考慮した事故発生率の定量評価手法を開発しました。なお、本成果は日本原子力学会和文論文誌(2016年6月1日発行)に掲載されました。 ■本研究のポイント ○従来の確率論的リスク評価(PRA(1))手法では厳密なモデル化が困難であった動的な信頼性解析手法の開発に成功しました ○本評価手法では、原子力施設の安全関連システムに...
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IHI、最新鋭原子力プラントAP1000用の原子炉格納容器の製作と出荷が完了
最新鋭原子力プラントAP1000(R)用の原子炉格納容器の製作と出荷が完了〜米国で建設中の原子力発電所向け 全4基〜 株式会社IHI(本社:東京都江東区/社長:斎藤 保)は,当社の横浜工場で2009年に開始した,米国ウェスチングハウス社(以下,「WEC社」)が米国で手掛けている最新鋭原子力プラントであるAP1000(R)(※1)に搭載される,原子炉格納容器4基の設計・製作を完了しました。AP1000(R)用原子炉格納容器の出荷は2010年8月の初出荷以降複数回におよび,2015年2月に全ての機器の出荷が完了しました。 今回の製作完了を記念し,WEC社の関係者出席のもと,横浜工場内で完成式典を実施しました...
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美浜発電所1、2号機の廃炉決定にかかる福井県への報告について 当社は本日、美浜発電所1、2号機の廃炉について決定し、福井県へご報告いたしました。 美浜発電所1、2号機については、これまで、新規制基準への適合のために必要な各種対策の具体的な方法について検討を行ってまいりました。その結果、供給力確保の観点、各種安全対策工事の技術的成立性、工事費用、運転可能期間、3月13日に導入された廃炉を円滑に進めるための会計関連制度などを総合的に勘案し、廃炉にすることを本日、決定しました。 当社は今後、美浜発電所1、2号機の廃炉に伴う各種手続き(※)を行い、廃止措置を安全最優先に進めてま...
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三菱重工、170万kW級のEU−APWRが欧州電力要求(EUR)認証を取得
170万kW級のEU−APWRが欧州電力要求(EUR)認証を取得 欧州原子炉市場への参入基盤整う 三菱重工業が欧州電力要求(EUR(※))に対する適合性審査を申請していた世界最大級(170万kW)の第3世代プラス炉である加圧水型(PWR)原子力発電プラント「EU−APWR」がこのたび、EURの認証を取得しました。欧州の主要電力会社がまとめた膨大な要求項目への適合性を認められたもので、EUR認証を日本メーカーが取得するのは当社が初めてです。これを受け、当社は欧州の大型原子炉市場へ参入する基盤が整いました。 EURは、原子力発電を行う欧州の電力会社16社が各国の規制要求や運転経験を基に定めた要求を20章・約5,000項目...
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日立、米国3大学と資源再利用型沸騰水型原子炉の共同研究を開始
廃棄物の放射能減衰にかかる時間を短縮する 資源再利用型沸騰水型原子炉に関する共同研究を米国3大学と開始 放射性廃棄物を燃料として有効利用できる将来原子炉の開発をめざす 株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、原子力発電で生じる放射性廃棄物の一つで、放射能の減衰に長期の時間を必要とする超ウラン元素(Transuranium Element/以下、TRU)を燃料として用いることで、ウラン資源の有効活用を実現する資源再利用型沸騰水型原子炉(Resource−renewable Boiling Water Reactor/以下、RBWR)の開発を目的として、米国マサチューセッツ工科大学(学長:L.Rafael Reif/以下、MIT)、ミシガン大学...
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東芝、フィンランドで原子力プラント向け移動式炉心内計装システムを受注
フィンランド 原子力プラント向け移動式炉心内計装システムを受注 当社のグループ会社であるウェスチングハウス社(以下、WEC)は、フィンランドの大手電力事業者であるテオリスーデン・ボイマ社(以下、TVO社)から沸騰水型原子炉オルキルオト原子力発電所1・2号機(BWR(注))向け移動式炉心内計装システムを受注しました。今回、国内の原子力プラントでBWR向けの同システム納入実績を持つ当社と、同国の原子力プラントでメンテナンスの経験が豊富なWECが協力することで受注につながりました。 今回受注した移動式炉心内計装システムは、原子炉格納容器内の中性子分布を測定し、制御するシステムで、炉心内の移動式検出...
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日立GE、原子力発電施設に仏アレバ社の格納容器フィルター・ベント装置技術を採用
日立GEが原子力発電施設の安全性向上に向けた取り組みとして 仏アレバ社の格納容器フィルタ・ベント装置技術を採用 日立GEニュークリア・エナジー株式会社(代表取締役 取締役社長:武原 秀俊/以下、日立GE)とアレバ(社長兼CEO:リュック・ウルセル)は、このたび、原子力発電施設の安全性向上に向けた取り組みとして、日立GEが行う日本国内の沸騰水型原子力発電所向けの格納容器フィルタ・ベント設備の設計・製作・設置に関して、アレバの技術を採用するとともに、協力していくことで合意しました。 今回の協力により、日立GEは、アレバの持つ格納容器フィルタ・ベント設備に関する技術・経験・ノウハウと、日立GEが有...
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東亜バルブ、中国のバルブメーカーに原子力発電分野の技術を供与
技術ライセンス契約締結に関するお知らせ 当社は本日、中国のHE ハルビン・パワー・プラント・バルブ社(以下、HVC 社)と、原子力発電所用バルブの製造に係る技術ライセンス契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。 記 1.技術ライセンス契約の締結理由及び内容 HVC 社は、中国の三大電気集団のひとつであるハルビン電気集団公司の傘下にあって発電事業用バルブの主要メーカーです。当社は同社と平成22 年7 月に、火力発電所用の抽気逆止弁及び鍛造玉形弁の製造に係る技術ライセンス契約を締結しており、この度の原子力発電分野での技術協力により同社との一層の関係拡大を図るとともに、中国市場における今後の...
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IHIジェットサービス、車載型の3,600kW移動電源車を東京電力に納入
国内最大となる車載型の3,600kW移動電源車を東京電力に納入 〜津波対策バックアップ電源として柏崎刈羽原子力発電所および福島第二原子力発電所に納入〜 IHIの子会社である株式会社IHIジェットサービス(IJS,社長:加藤敏夫,所在地:東京都昭島市)は,このほど,東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所および福島第二原子力発電所向けに3,600kW移動電源車を納入しました。本電源車は,ロールスロイス製航空機転用型ガスタービンを25トントラックに搭載したもので,コンパクトで大容量かつ機動性に富んだ発電システムです。また,今回搭載されているガスタービンは一軸式のガスタービンであり,...
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リトアニアの新規原子力発電所建設プロジェクトに関する合意について 株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、リトアニア共和国(以下、 リトアニア)が計画するビサギナス原子力発電所建設プロジェクト(以下、本プロジェクト)に関して、リトアニアエネルギー省と事業権付与契約(コンセッション・アグリーメント)に関して合意をしました。なお、本契約は、2012年3月から開催しているリトアニア国会での承認を経て、正式に締結されます。 リトアニアは、同国北東部のビサギナスで新規原子力発電所の建設を計画しており、2021年の運転 開始をめざしています。2008...
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東芝、米国ボーグル原子力発電所向け加圧水型原子炉用復水器を出荷
米国向け原子力発電所用復水器の出荷について −米国における新設原子力発電所用大型機器を初出荷− 当社は、ウェスチングハウス社が米国サザン電力の子会社であるジョージア電力から受注したボーグル原子力発電所向け最新型加圧水型原子炉(以下、PWR)AP1000(TM)で使用される復水器を出荷しました。当社としては、米国における新設原子力発電所向け大型機器出荷は初めてで、AP1000(TM)用機器としても初めての出荷となります。 原子力発電所用復水器は、タービン・発電機を回した後の蒸気を水に戻して再利用する機器です。今回出荷する復水器は、ボーグル原子力発電所3号機用に使用されるもの...
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福島第一原子力発電所2号機 原子炉建屋内の作業環境改善について 当社は、福島第一原子力発電所において原子炉および使用済燃料プールの安定的冷却状態を確立し、放射性物質の放出を抑制することに向け全力で取り組んでいるところですが、2号機では、使用済燃料プール循環冷却システムを稼働させ使用済み燃料プールを冷却することにより、燃料プールからの蒸気発生を大幅に削減し、建屋内から放出される放射性物質の濃度を低減しております。 また、2号機の原子炉については、各種パラメーターの変動状況を見極めながら注水量を調整するなど、原子炉の安定化を目指し取り組んでいるところですが、今後、こうした取り...
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東京電力、福島第一原発1〜4号機放水口サンプリング建屋の火災について発表
福島第一原子力発電所1〜4号機放水口サンプリング建屋における火災について(第2報) 平成23年4月12日午前6時38分頃、南側放水口付近にある1〜4号機放水口サンプリング建屋のバッテリーを収納している盤から発火が確認されたことから、自衛消防隊による初期消火活動を行うとともに、午前6時45分頃、双葉消防本部へ連絡しました。 初期消火活動の結果、現在は炎と煙がないことを確認しています。 本事象による外部への放射能の影響、ならびに原子炉等の冷却機能への影響はなく、周辺環境のモニタリング値に変動はみられません。 引き続きプラントの状態や周辺環境モニタリングを継続監視するとともに...