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希少金属
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東北大など、バイオマスからのテトラヒドロフラン高収率合成法を開発
バイオマスからのテトラヒドロフラン高収率合成法の開発 〜二酸化炭素排出削減に貢献〜 東北大学大学院工学研究科の冨重圭一教授、中川善直准教授らの研究グループは、株式会社ダイセルとの共同研究により、糖の発酵と脱水により得られる1,4−アンヒドロエリスリトールから、溶媒等で幅広く利用されるテトラヒドロフラン(THF)を高効率で合成する触媒反応系の開発に成功しました。この技術は、従来の石油由来C4化学品製造を代替し、二酸化炭素の排出削減に貢献します。また、近年のシェールガス革命に伴う石油由来C4製品供給の減少を補うことも期待されます。 開発した反応系では、レニウムとパラジウムを酸化セリウ...
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新日鉄住金、チタン合金がスポーツバイクのエンジン部品であるコンロッドに採用
新日鐵住金のチタン合金がスポーツバイクのコンロッドに採用 新日鐵住金株式会社(代表取締役社長:進藤孝生 以下、「当社」)のチタン合金「Super−TIX(R)51AF」(スーパータイエックス51AF)がヤマハ発動機株式会社の新型スポーツバイク「YZF−R1」「YZF−R1M」のエンジン部品であるコンロッドに採用されました。 「Super−TIX(R)51AF」はチタンにアルミ5%と鉄1%を添加した当社独自のチタン合金で、Ti−6Al−4Vなどの従来型汎用チタン合金と同等の強度を持ちながら、熱間加工性と切削加工性に優れています。この特性によって加工時のコスト低減と生産性の確保を実現し、チタンでの量産化を可能としました。エンジンの...
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日立産機システム、超高効率IE4レベルを達成した「アモルファスPMモータ」を発売
超高効率IE4レベルを達成した「アモルファスPMモータ」を発売 ※製品画像は添付の関連資料を参照 株式会社日立産機システム(取締役社長:青木 優和/以下、日立産機)は、このたび、モーターの心臓部である鉄心にアモルファス金属(*1)を採用し国際電気標準会議(以下、IEC)の効率ガイドラインであるIE4(*2)を達成した、産業用の超高効率永久磁石形同期モーター「アモルファスPMモータ」を2015年1月から発売します。 本製品は、2012年に日立製作所と日立産機が開発に成功した「レアアースを用いない産業用11kW高効率永久磁石同期モーター」(*3)を製品化するものです。 ■主な特長 ・アモルフ...
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小島化学薬品と田中貴金属、貴金属化合物製造や回収精製分野などで戦略的業務提携
小島化学薬品と田中貴金属工業、戦略的業務提携で合意 〜貴金属化合物の製造及び回収精製分野など幅広い事業領域での協力体制を構築〜 小島化学薬品株式会社(本社:埼玉県狭山市、代表取締役社長:五木田春夫、以下:小島化学薬品)及び田中貴金属工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岡本英彌、以下田中貴金属工業)は、幅広い領域での協力体制構築を目指した戦略的業務提携に合意しました。両社は、それぞれの持つ知識や技術、情報を相互に活用し、両社の企業価値の向上及びビジネスの拡大を図ります。 ■資本業務提携に至る背景 小島化学薬品は、1909年の創業以来、優れた製造技術を活かして...
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直江津製造所の新型溶解炉(EB炉)の稼働について 新日鐵住金株式会社(代表取締役会長兼CEO 宗岡 正二 以下「当社」)は、直江津製造所に新設した新型電子ビーム式溶解炉(EB炉)(*1)の稼働を開始しました。これまでVAR炉(真空アーク式溶解炉(*2))では、構造上、溶解が困難だったチタンスクラップも利用対象とすることが可能で、先端的な金属であるチタンのリサイクルによる有効活用を図るとともに、チタン製造の競争力向上に寄与します。 EB炉は電子ビームの照射による熱でチタンスクラップやスポンジチタンなどの原料を溶かします。原理上は原料の成分やサイズに制約はないものの、実際には成分をコントロー...
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田中貴金属工業「投資に関する意識調査」 〜続く円高、株安が影響か?投資意識にリスクを避ける傾向〜 ●リスク回避?長期で分散が投資スタンス!「マネーゲームはしたくない」が約8割 ●現在購入している金融商品1位「株式」20%、今後購入してみたい金融商品1位「金投資」9% ●若い世代にも広がりを見せる「金投資」への関心!20代で18%、30代で15% 田中貴金属工業株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岡本 英彌)は、円・ドル相場での円高が継続し、日経平均株価が9,000円を前後し上昇の兆しがなかなか見えない中、一般消費者が、「投資や金(ゴールド)についてどのように意識している...
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東北大、超伝導転移温度が13ケルビンの透明超伝導体の作製に成功
透明超伝導体の転移温度で、世界記録を更新 〜初めて液体ヘリウム温度を超え、光エレクトロニクスデバイスへの応用に弾み〜 東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)の熊谷明哉研究員と一杉太郎准教授らの研究グループは、可視光の透過率が60%以上であり、なおかつ13ケルビンの超伝導転移温度を有する“透明超伝導体”の作製に成功しました。 今回作製された透明超伝導体は、従来から超伝導体として知られていたLiTi2O4薄膜の合成を極めて精緻に行うことで実現しました。13ケルビンという超伝導転移温度は、透明な超伝導体としては世界最高の温度であり、液体ヘリウム温度(4ケルビン)を越...
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東北大など3団体、磁界制御による新しいスピン素子の機能実証に成功
磁界制御による新しいスピン素子の機能実証に成功 ‐レアメタルフリー材料で記録と演算の2つの機能を兼ね備えた磁気デバイスに道‐ <概要> 大阪大学,高輝度光科学研究センター(JASRI),東北大学は共同で,ハードディスクドライブの情報読み出し等に用いられている強磁性体/反強磁性体界面での強い磁気結合を,温度を一定に保った状態(等温状態)で反転する様子を可視化することに成功しました. 磁性をもつ物質の代表は強磁性体と反強磁性体(※1)であり,強磁性体は自発的に磁化を有することから古くから磁石や磁気記録デバイス等用いられてきました.一方,反強磁性体は,自発的に磁化を持たないため長...
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コニカミノルタ、ガラス研磨材用の酸化セリウムのリサイクル技術を開発
ガラス研磨用酸化セリウムのリサイクル技術を開発 コニカミノルタホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、社長: 松崎 正年(*)、以下 コニカミノルタ)では、このたび、ガラス研磨材として使用される酸化セリウムのリサイクル技術の開発に成功いたしました。 *社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 酸化セリウムはガラスの精密研磨用の材料として活用されていますが、特定産出国への依存度が高いことから供給制限とそれに伴う価格上昇が問題となっております。また、地球環境を保護し、持続可能な社会の実現に貢献するという観点からも、希少金属(レアアース含む)など限りある資源の有効活用が求...
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豊田合成とASM、低電圧で駆動する高分子アクチュエーターを開発
低電圧で駆動する高分子アクチュエーターの開発に成功 −新規高分子材料で軽量化・高エネルギー効率を実現− NEDOの「ナノテク・先端部材実用化研究開発」の一環として、新規高分子材料のスライドリング・マテリアル(SRM)(※1)樹脂を用いたアクチュエーター(※2)の開発に取り組んでいる、豊田合成(株)とアドバンスト・ソフトマテリアルズ(株)(ASM)は、低電圧で駆動する誘電アクチュエーターを開発、この誘電アクチュエーターを組み込んだ義手(プロトタイプ)の駆動に成功しました。 開発した誘電アクチュエーターは、SRM樹脂をフィルム状に形成し、直径12mm、長さ60mmのロール状に...
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DOWAホールディングス子会社、、リチウムイオン電池のリサイクル事業を商業化
リチウムイオン電池のリサイクルを商業化 〜DOWAのネットワークと既存設備を活用し、多様な顧客ニーズへ対応〜 当社(東京都千代田区外神田4丁目14番1号 資本金:364億円 社長:山田政雄)子会社のDOWAエコシステム(株)(同所 資本金:10億円 社長:古賀 義人)は、同社の既存拠点において、リチウムイオン電池の製造工程から発生するスクラップおよび使用済み電池のリサイクル事業を商業化しました。 リチウムイオン電池は、パソコンなど家庭用電化製品での使用に加えて、自動車その他の産業用分野においても急速に普及し始めています。今後一層の増産が見込まれるなか、資源循環や原料確保の...