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国立極地研究所
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ミサワホーム、南極昭和基地に気象棟・地学棟など統合する「基本観測棟」を受注
南極昭和基地 「基本観測棟」生産受注 ○現在の気象棟・地学棟・電離層棟・環境科学棟を統合する「基本観測棟」を受注 ○施工性・断熱性・耐候性などを考慮して構造体に木質接着複合パネルを採用 ○南極におけるミサワホームの建物受注は累計36棟、延床面積約5,900m2に ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 竹中宣雄)は、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所(以下、極地研究所 東京都立川市)が入札を実施した「基本観測棟」の部材生産に応札し、このたび受注しました。なお、生産した部材は今年12月に南極昭和基地に搬入され、2018年2月に完成する予定です。 ...
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南極大陸アイスコアからさぐる過去2000年の火山噴火の歴史 −火山噴火による気候変動要因の大きさを推定− <ポイント> ・26本の南極大陸アイスコアを解析し大規模火山噴火の歴史を正確に捉えた ・過去の2つの最大規模の火山噴火が及ぼす寒冷化への影響は従来の理解より小さい ・気候モデルへの入力データとして今後の活用が期待される <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と国立極地研究所(白石和行所長)は、米国砂漠研究所などと共同で、南半球および地球規模の気候に影響を与えた火山噴火の歴史を初めて過去2000年にわたって正確に復元しました。本研究により、地球全体の寒冷化に及ぼ...
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HED隕石から高圧鉱物を発見 【概要】 広島大学大学院理学研究科の宮原正明准教授、東北大学大学院理学研究科の大谷栄治教授、同研究科の小澤信助教、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所の山口亮助教らを中心とした研究チームは、小惑星ベスタ由来と考えられているHED隕石から、シリカ(SiO2)の高圧相(※1)、コーサイトとスティショバイトを世界で初めて発見しました。NASAの探査機ドーンによる探査でベスタには多数のクレーターが存在することが明らかになっています。これはベスタが激しい天体衝突を経験したことを示唆するものですが、天体衝突時に発生する超高圧力・高温に伴って生成するはずの...
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東大、水平移動するアザラシの移動コストが中性浮力の時に最小になることを解明
水平移動するアザラシの移動コストは中性浮力の時に最小となる ――バイオロギングによる野外操作実験から―― 1.発表者: 佐藤 克文(東京大学大気海洋研究所 准教授) 青木 かがり(東京大学大気海洋研究所 海洋科学特定共同研究員) 渡辺 佑基(国立極地研究所 助教) パトリック・ミラー(セント・アンドリュース大学 講師) 2.発表のポイント: ◆水生動物が中性浮力を有する時に水平移動に要するエネルギー(移動コスト)が最小となることを明らかにした。 ◆野外環境下においてバイオロギング(注1)手法と操作実験を組み合わせ、未解明の仮説を検証した。 ◆仮説発掘型のバイオロギング手法...
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JAXAと国立極地研究所、地球観測衛星データの利用に関する協定を締結
地球観測衛星データの利用に関する 協定の締結について 独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下、「JAXA」)と情報・システム研究機構国立極地研究所(以下、「国立極地研究所」)は、地球観測衛星データを利用した、効果的な南北極域の科学研究を進めることを目的とし、平成25年6月14日、協定を締結しました。 JAXAと国立極地研究所は、これまでGRENE北極気候変動研究事業における海洋地球研究船「みらい」や南極地域観測隊への第一期水循環変動観測衛星「しずく」の観測データ提供はじめ、地球温暖化の影響を表すとされている南北極域における科学研究での協力関係を築いてきました。 JAXAおよび国立極地研究所は、...
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JAXA、「きぼう」の地球超高層大気撮像観測ミッションで初観測データを取得
地球超高層大気撮像観測ミッション(ISS−IMAP)の初観測データ取得について 国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームからの地球超高層大気撮像観測ミッション ISS−IMAP(Ionosphere,Mesosphere,upper Atmosphere,and Plasmasphere mapping)が初の観測データを取得しました。 ISS−IMAPミッションは、地球大気と宇宙の境界領域で大気が光り輝く現象(大気光、プラズマ共鳴散乱光)をVISI(可視・近赤外分光撮像装置)とEUVI(極端紫外光撮像装置)と呼ばれる2台のカメラで観測し、地球の気候変動や衛星通信・GPSナビゲーションシステムの受信障害・精度劣化などの原因をさぐることを目的としています。宇...
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NICT、「世界科学データシステム」構築に向けた国際プログラム事務局に選定
全世界的な科学データシステムの構築に向けて 〜国際科学会議(ICSU)の世界で唯一の国際プログラム事務局として選定〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原秀夫)は、各国科学アカデミー等の取りまとめ組織である国際科学会議(*1)(ICSU)において、「世界科学データシステム」(*2)構築のための国際プログラム事務局(*3)として、世界で唯一選定されました。また、NICTは、同事務局の業務に関する覚書を国際科学会議と締結しました。 この「世界科学データシステム」には、全世界から約100箇所の研究機関が参画予定であり、これまで難しかった「全世界での科学デー...