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ミサワホーム、南極昭和基地に気象棟・地学棟など統合する「基本観測棟」を受注

2015-04-28

南極昭和基地
「基本観測棟」生産受注


 ○現在の気象棟・地学棟・電離層棟・環境科学棟を統合する「基本観測棟」を受注
 ○施工性・断熱性・耐候性などを考慮して構造体に木質接着複合パネルを採用
 ○南極におけるミサワホームの建物受注は累計36棟、延床面積約5,900m2に


 ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 竹中宣雄)は、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所(以下、極地研究所 東京都立川市)が入札を実施した「基本観測棟」の部材生産に応札し、このたび受注しました。なお、生産した部材は今年12月に南極昭和基地に搬入され、2018年2月に完成する予定です。

 受注した基本観測棟は、極地研究所にて検討された更新計画に則り建設されるもので、気象棟・地学棟・電離層棟・環境科学棟を統合した観測系建物の更新第1号の建物です。極地研究所から入札時に提示された施工、輸送および仕様条件に対し、徹底した品質管理体制の下、外装、断熱材、内装があらかじめ艤装され、南極昭和基地での夏場の限られた建設期間で、建築経験のない隊員でも短工期で施工でき、厳しい南極の気候に耐え続ける性能の木質パネル構造で応札し受注しました。地上2階建て、延床面積416m2の建物はミサワホームが受注した建物の中で5番目の規模です。建物の周りへの積雪を抑えるために設計された高床式12角形の外観が特徴的で、屋上に観測デッキを設置しています。高層気象観測用気球にヘリウムを充填するための放球室は4200mmの天井高を確保し、人が研究を行うスペースでは1年を通して室内温度約17℃±5℃の快適環境を確保します(一部除く)。また、将来の研究テーマに応じて自由に間取りを変更できるようにしています。今後のスケジュールは、当社グループの山梨工場で部材生産した後、7月中旬から極地研究所内において隊員の実地訓練も兼ねた基本観測棟の仮組み立てが実施され、各種検査後8月下旬に解体し、9月中旬に極地研究所に納品となる予定です。

 ミサワホームでは、施工性に優れ断熱性や耐久性の高い構造体を提供することで、南極地域観測隊の安全・安心の確保及び観測活動への貢献を進めていく考えです。


■「基本観測棟」概要
 建物名称:基本観測棟
 規模:延床面積416m2、建築面積238m2
 構造:木質パネル構造
 階数:地上2階
 用途:オゾン観測室、気象観測室、放球室、地圏観測室、電離層室、生物・夏期研究室
 工期:2015年12月に「しらせ」にて部材搬入
     2016年12月から2017年2月第58次観測隊にて1期工事
     2017年12月から2018年2月第59次観測隊にて2期工事

 ※外観イメージは添付の関連資料を参照


■南極とミサワホーム
 ミサワホームは、1968年の「第10居住棟」以来、日本南極地域観測隊の活動や生活を支える建物を受注し、その実績は、「基本観測棟」を含め累計36棟、延床面積約5,900m2になります。

 ※参考資料は添付の関連資料を参照


以上




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