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宇宙科学研究所
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京大など、ブラックホール近傍から出る規則的なパターンを持つ光の変動を可視光で捉えることに成功
ブラックホール近傍から出る規則的なパターンを持つ光の変動を可視光で初めて捉えることに成功 −ブラックホールの「またたき」を直接目で観測できる機会に期待− 木邑真理子 理学研究科博士前期課程学生、磯貝桂介 同前期課程学生、加藤太一 同助教、上田佳宏 同准教授、野上大作 同准教授らの研究グループは、2015年6月中旬から7月初旬にかけて急激な増光を示したブラックホール連星はくちょう座V404星において、今までX線でしか観測できないと思われていたブラックホール近傍からの放射エネルギーの振動現象を可視光で初めて捉え、このような振動現象が今まで観測されていたよりも10分の1以下の低い光...
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東大、64APSK変調方式で毎秒505メガビットの高速ダウンリンク通信に成功
地球観測衛星では世界最高の周波数利用効率を持つ64APSK変調方式を使用して 毎秒505メガビットの高速ダウンリンク通信に成功 −小型衛星における伝送速度の世界記録を更新− 1. 発表者: 齋藤 宏文(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 教授 東京大学大学院工学系研究科 教授(委嘱)) 中須賀 真一(東京大学大学院工学系研究科 教授) 2. 発表のポイント: ◆64値振幅位相変調(64APSK)方式(注1)を使用し、超小型衛星「ほどよし4号」とJAXA宇宙科学研究所の直径3.8mアンテナ受信設備の間で、毎秒505メガビットという、100kg以下の小型衛星としては世界最高速...
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ホウ素は融けると金属になる? 〜宇宙実験技術を活用してホウ素の謎を解明〜 <ポイント> ・宇宙実験技術「静電浮遊法」を用いて、ホウ素(融点2,077℃)を中空で溶融させ、その状態の電子構造を測定することに世界で初めて成功した。 ・ホウ素の溶融状態は金属ではないことが判明した。 ・この方法を利用し、物質の超高温状態の性質を理解することで、新たな材料開発につながることが期待される。 JST 戦略的創造研究推進事業において、宇宙航空研究開発機構(JAXA) 宇宙科学研究所(常田 佐久 所長)の岡田 純平 助教、石川 毅彦 教授と東京大学(五神 真 総長)の木村 薫 教授を中心とする研究グ...
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JAXA、金星探査機「あかつき」による今後の金星周回軌道再投入及び観測計画を策定
金星探査機「あかつき」による 今後の金星周回軌道再投入及び観測計画について 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、金星探査機「あかつき」を平成27年冬期に金星周回軌道へ投入するための計画および観測計画を策定しましたので、お知らせいたします。 金星探査機「あかつき」は、平成22年12月の金星周回軌道への投入失敗後、平成27年冬期の金星会合の機会に金星周回軌道へ投入する計画の詳細検討を行ってきました。 「あかつき」は金星周回軌道に投入後、リモートセンシングによって地球の双子星と言われる金星の大気を観測する予定です。大気循環のメカニズムの解明や、地球との比較によって「惑星気象学」を発展...
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JAXA、銀河系における高エネルギー粒子生成に関して新しい知見を発表
銀河宇宙線の加速の謎に土星探査機のデータで迫る ―定説を覆す結果を「ネイチャー・フィジックス」に発表― 土星探査機カッシーニのデータ解析から、われわれの銀河系においてどのように高エネルギー粒子が作り出されているのかという問題に関して、新しい知見が得られました。 ※参考画像は、添付の関連資料を参照 われわれの銀河系は高エネルギー粒子(宇宙線)で満たされており、大気層を貫いて地球表層にも降り注いでいます。宇宙線強度は地球が置かれている宇宙環境を決める重要な量であり、その宇宙線粒子がどのようにして作りだされているのかという問題は、宇宙物理の最重要課題のひとつに位置づけられていま...
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NICT、「世界科学データシステム」構築に向けた国際プログラム事務局に選定
全世界的な科学データシステムの構築に向けて 〜国際科学会議(ICSU)の世界で唯一の国際プログラム事務局として選定〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原秀夫)は、各国科学アカデミー等の取りまとめ組織である国際科学会議(*1)(ICSU)において、「世界科学データシステム」(*2)構築のための国際プログラム事務局(*3)として、世界で唯一選定されました。また、NICTは、同事務局の業務に関する覚書を国際科学会議と締結しました。 この「世界科学データシステム」には、全世界から約100箇所の研究機関が参画予定であり、これまで難しかった「全世界での科学デー...
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JAXAと東大など、赤外線天文衛星「あかり」での赤色巨星を取り巻く塵の衣についてより詳細な観測結果を発表
「あかり」が描き出す赤色巨星の塵の衣 <概要> 赤外線天文衛星「あかり」が、赤色巨星を取り巻く塵(ダスト)の衣を、これまでにない精度で観測した結果が、欧米の天体物理学の専門誌に相次いで発表されました。この塵の衣は、太陽のような星の終末の姿である赤色巨星が、自らの物質を放出して作ったもので、その中には、星の内部で作られた炭素などの元素が含まれています。「あかり」は、地上からは観測できない遠赤外線や、世界で初めての中間赤外線による観測を可能にし、星からの塵やガスの放出が、いつどのように行われたかを克明に描き出しました。今回の一連の研究は、我々の体や身の回りのものに含まれる炭素な...
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JAXA、耐放射線性を持つ高機能論理集積回路の開発基盤を構築
民生用最先端SOI技術と宇宙用耐放射線技術の融合により 耐放射線性を持つ高機能論理集積回路の開発基盤を世界で初めて構築 宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所は、民生用最先端SOI(1)技術をベースに、宇宙科学研究所の耐放射線化技術を付加するとともに、宇宙分野以外の民生応用を意識してセルライブラリー方式(2)を導入することで、きわめて高い放射線耐性をもつ論理集積回路を自由かつ安価に設計・製造できる技術基盤を世界で初めて構築しました。この技術基盤はすでに利用段階に入っており、論理集積回路の中でも最も高機能な宇宙仕様のSoC(3)が三菱重工業(株)により宇宙分野以外との...