Pickup keyword
ナノ秒
-
産総研とJST、磁石の磁化の向きを電圧で効率よく制御する技術を開発
電圧による磁化制御を高効率化 −電圧駆動型の低消費電力スピントロニクス素子の開発を加速− ■ポイント■ ・鉄にホウ素を添加した材料を超薄膜化し、酸化マグネシウム絶縁層で挟んだ新しい素子構造 ・磁石の磁化の向きを電流ではなく電圧で制御 ・従来の構造と比較して約3倍の高効率化を達成 ■概要■ 独立行政法人産業技術総合研究所【理事長中鉢良治】(以下「産総研」という)ナノスピントロニクス研究センターの湯浅新治研究センター長、野崎隆行主任研究員は、磁石の磁化の向きを電圧で高効率に制御する技術を開発した。 鉄にホウ素を添加した磁石材料を超薄膜化し、酸化マグネシウムの絶縁層2層で挟み込...
-
島津製作所、波長安定性など実現の外部共振器型短パルス半導体レーザーを発売
世界初!短パルスと波長安定性の両立を実現した 外部共振器型短パルス半導体レーザ「BEAM IMPACTシリーズ」を発売 −ファイバーレーザによる微細加工を強力に支援− *世界初 2012年9月 当社調べ ※製品画像は添付の関連資料を参照 島津製作所は、ファイバーレーザ用のシード光源である外部共振器型短パルス半導体レーザ「BEAM IMPACTシリーズ」を、9月25日に新発売すると共に、「インターオプト2012」(9月25日〜27日、パシフィコ横浜)に出展します。 ビーム品質が優れており高効率、また小型で長寿命であるファイバーレーザは、金属の切断や穴あけ、また溶接などレーザ加...
-
NICTと富士通、UWB測位システムとスマホを組み合わせた視覚障がい者歩行支援技術を開発
UWB測位システムとスマートフォンによる「視覚障がい者歩行支援システム」の技術開発 〜屋内の位置情報をリアルタイムで測定/特定し、目標地点まで音声で案内〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)と富士通株式会社(以下「富士通」、代表取締役社長:山本 正已)は共同で、「UWB(*1)測位システム」と「スマートフォン」を組み合わせた「視覚障がい者歩行支援システム」の技術を開発しました。このシステムは、GPSを利用できない屋内でも位置情報をリアルタイムに特定し、目的の場所への方向や距離を音声で案内し、視覚障がい者の歩行を支援します。 今回開発した「...
-
JSTと東大など、生きた細胞の内部の温度分布を画像化できる蛍光試薬の開発に成功
生きた細胞の内部の温度分布を画像化できる蛍光試薬の開発に成功 JST研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)の一環として、東京大学 大学院薬学系研究科の内山 聖一 助教らの開発チームは、世界で初めて生きた細胞内の温度分布を計測できる蛍光プローブ(注1)の開発に成功しました。 細胞温度は、細胞が示すさまざまな機能と密接な関係にあると考えられており、温度を正確に測ることができれば、病態細胞の新しい診断法の確立や、より効果的な温熱療法の適用が可能になると期待されています。しかし従来の技術では、細胞内部の局所的な温度やその分布を測ることが出来ませんでした。 開発...
-
理化学研究所、原子の世界を詳細に映し出すX線自由電子レーザー(XFEL)施設が完成
わが国初のXFEL施設が完成 −「XFEL」の愛称は「SACLA(さくら)」― 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI、白川哲久理事長)と協力し、播磨科学公園都市の大型放射光施設SPring−8(※1)に隣接して開発・整備を進めている、原子の世界を詳細に映し出すわが国初のX線自由電子レーザー(XFEL)(※2)施設を、計画どおりの80億電子ボルト(8GeV(※3))で運転、波長0.8A(Angstrom(おんぐすとろーむ))(※4)というX線を発生、観測することに成功しました。また、このXFEL施設の愛称を「SACLA(さ...