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島津製作所、波長安定性など実現の外部共振器型短パルス半導体レーザーを発売

2012-09-27

世界初!短パルスと波長安定性の両立を実現した
外部共振器型短パルス半導体レーザ「BEAM IMPACTシリーズ」を発売
−ファイバーレーザによる微細加工を強力に支援−
*世界初 2012年9月 当社調べ


 ※製品画像は添付の関連資料を参照


 島津製作所は、ファイバーレーザ用のシード光源である外部共振器型短パルス半導体レーザ「BEAM IMPACTシリーズ」を、9月25日に新発売すると共に、「インターオプト2012」(9月25日〜27日、パシフィコ横浜)に出展します。

 ビーム品質が優れており高効率、また小型で長寿命であるファイバーレーザは、金属の切断や穴あけ、また溶接などレーザ加工光源として広く用いられています。
 今後は太陽電池製造プロセスやLEDのサファイア基板のスクライビング加工、プリント基板の穴あけ、液晶ガラスの微細加工などの用途への展開が期待されています。
 しかしながらこれら微細加工分野に進出するためには、精密加工特性に優れた短パルス、短波長を発生するファイバーレーザが必要となります。
 そこで当社は、世界に先駆けSLD(スーパールミネッセントダイオード)と小型グレーティングで構成したレーザ共振器を採用した本製品を開発しました。本製品は、短パルス、短波長を実現するファイバーレーザの種光を発生させることができます。
 ファイバーレーザ加工機市場は急拡大の途にある(2010年285億円から2020年1670億円)と見込まれていますが、当社は本製品を国内外のレーザ加工機メーカに供給することにより、次世代高機能レーザ加工向け光源事業を確立することを目指します。


<本製品の特長>

1.ナノ秒光パルスの発生

 パルス幅1.5nsという短時間の光パルスを発生します。パルス幅、繰り返し周波数を自在に制御可能で、よりフレキシブルな動作が求められる新世代のファイバーレーザの種光源として最適です。特に短パルス時には加工対象に与える熱的な影響を低減できるため、従来のファイバ―レーザでは困難だった精密微細加工領域への進出を可能にしました。

2.高純度かつ安定した波長の光の発生
 ファイバーレーザの種光に適した波長1μm帯においてスペクトル幅0.1nm以下と波長純度が高く、さらに電流や温度変化に対する波長変動を抑制した光パルスを発生します。これによりファイバ―レーザ光の波長変換による短波長発生が容易になります。短波長光は加工対象への吸収率が高いため広範な材料への適用が可能で、さらに微小スポットに集光できるため微細加工に適しています。波長は1064nmを中心に選択可能です。

 名   称:外部共振器型短パルス半導体レーザ「BEAM IMPACTシリーズ」
 定   価:15万円〜 (100個ロット時、税抜き)
 販売計画:5,000台(2013年度)


 >詳しい製品説明についてはこちら
   http://www.shimadzu.co.jp/products/opt/products/device/index4.html

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