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減数分裂
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生殖細胞での遺伝子組換えのメカニズムの一端を解明 1.発表者:作野 剛士(東京大学分子細胞生物学研究所 講師) 渡邊 嘉典(東京大学分子細胞生物学研究所 教授) 2.発表のポイント: ◆生殖細胞において父方と母方由来の染色体(注1)のDNAが組み換わる“組換え反応”がどのように開始するか不明な点が残されています。 ◆分裂酵母(注2)を用いて、染色体の接着因子コヒーシン(注3)が組換え反応を促進する分子機構を明らかにしました。 ◆組換え反応は精子や卵子の形成に必須であることから、本成果は将来的に生殖医療の発展に寄与することが期待されます。 3.発表概要: 私たちヒト...
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生殖細胞の数で性が変わる仕組みの発見 〜生殖細胞がないと雄〜 <研究成果のポイント> ・異なる数の初期生殖細胞をもつゼブラフィッシュを作り,一定数以上の生殖細胞がなければ雌になれないことを示した。 ・卵巣分化の指標となる生殖細胞の増殖と減数分裂への移行は生殖細胞の数により決まることを示した。 <研究成果の概要> 魚類での雌と雄の決まり方は種ごとに非常に多様であることが知られています。今回の研究は,北海道大学,愛媛大学,及びシンガポールのテマセク生命科学研究所の共同で,魚類の性分化における始原生殖細胞(卵や精子のもととなる細胞)の役割を調べました。通常は30−40個であるゼブ...
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横浜市立大学など、体外移植培養法を開発しマウス精子幹細胞から精子の産生に成功
横浜市立大学先端医科学研究センター及び附属病院 小川准教授らの研究グループが、 体外移植培養法を開発し、マウス精子幹細胞から精子の産生に成功!!! 〜本研究成果は、『Nature Communications』オンライン版(米国東海岸時間9月13日11時付:日本時間9月14日午前0時付)に掲載〜 横浜市立大学先端医科学研究センター及び附属病院 小川毅彦准教授(泌尿器病態学・窪田吉信教授)らの研究グループは、今年3月に培養条件下でマウスの精子幹細胞から精子産生できる技術開発を発表しました。今回はその方法を発展させた体外移植培養法を開発しました。この技術は単離された精子幹細胞や...