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水素イオン
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京大、水素原子の連続リレー移動反応の直接観察と微視的機構を確立
もっとも軽い元素である水素原子(プロトン)の連続リレー移動反応の直接観察と微視的機構を世界で初めて確立 水素結合を介してプロトンが伝わる様子を観察し、そのメカニズムを解明することに、奥山弘 理学研究科准教授、上羽弘 富山大学理工学部教授らのグループが成功しました。この研究成果は、物質科学の国際専門誌で最も権威あるNature Materials(ネーチャー・マテリアル)にオンライン速報として11月28日(日本時間)に公開されました。 研究の背景と概要 物質中におけるプロトン(水素イオン、H+)の移動は化学、生物学において重要な役割を果たしている。特に水素結合系におけるプロ...
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田中貴金属グループ、電気接点を量産できる電子部品向けパラジウム合金めっき液を開発
電気接点を量産できるパラジウム合金めっき液を開発、金の代替可能 日本エレクトロプレイティング・エンジニヤースが、11月9日より提供開始 現在主流の金めっき液と比べ、約90%のコストダウン、最大6倍の硬度で耐摩耗性が大幅向上 TANAKA ホールディングス株式会社(本社:千代田区丸の内、代表取締役社長:岡本英彌)は、田中貴金属グループのめっき事業を展開する日本エレクトロプレイティング・エンジニヤース株式会社(本社:神奈川県平塚市、代表取締役社長:内藤和正、以下EEJA)が、パラジウム−コバルト合金めっき液「PALLADEX PC200」を2011年11月9日より提供開始するこ...
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JSTと京都大学、コレステロールを調節するたんぱく質の立体構造をX線結晶構造解析によって解明
コレステロールを調節するたんぱく質の立体構造を世界で初めて解明 (副作用の少ない、高脂血症や動脈硬化症の治療薬の開発へ) JST課題達成型基礎研究の一環として、京都大学 大学院医学研究科の岩田 想(そう)教授と英国の放射光施設DIAMOND(オックスフォードシャー)のアレクサンダー・キャメロン 博士らは、高脂血症の治療薬の標的である「胆汁酸輸送体」の立体構造をX線結晶構造解析注1)によって世界で初めて解明しました。 コレステロールは、ヒトの生体内で重要な役割を担っており必須な物質ですが、その血中濃度が過剰に高くなると高脂血症や動脈硬化症などを引き起こし、日本人の死因の2位...
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理化学研究所、調製困難な膜タンパク質の1つ「ARII」の結晶構造を決定
調製困難な膜タンパク質の1つ「ARII」の結晶構造を決定 −無細胞合成技術を駆使して、機能を保持したまま膜タンパク質の合成に成功− ◇ポイント◇ ・真核単細胞生物のロドプシンの立体構造を初めて決定 ・無細胞合成技術により膜タンパク質の性質解明や構造解析が可能に ・医薬品開発など産業上有用な膜タンパク質の機能や構造解析への応用に期待 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、独自に開発した「無細胞合成技術(※1)」を駆使して、膜タンパク質の1つで、真核単細胞生物(※2)の光駆動型プロトンポンプ(※3)であるロドプシン(※4)「ARII」の立体構造を初めて決定しました。これは、...
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住友電工と仏ソイテック社、低コストGaN基板の開発で協業 住友電気工業株式会社(本社:大阪市、社長:松本正義 以下、住友電工)とフランスのS.O.I. TEC Silicon On Insulator Technologies S.A.(本社:フランス パリ市、CEO:Andre − Jacques Auberton−Herve (アンドレ・ジャック オベルトン・アルベ)、以下、Soitec )は、低コストGaN(窒化ガリウム)基板の開発に関して協業を開始することとしました。 本協業により、住友電工の高品質GaN基板製造技術とSoitecのSmart Cut技術を組み合...