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先進理工学部
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早大と大阪府立大、分子由来の光応答を1億倍以上に増強する原理を解明
2ステップで作製可能な「複合ナノ構造」で分子由来の光応答が1億倍以上に増強 規則正しく並んだ昆虫の複眼と稲妻が集まる避雷針の自然現象がヒントに 早稲田大学理工学術院井村考平(いむらこうへい)教授(先進理工学部)、大阪府立大学大学院理学系研究科飯田琢也(いいだたくや)准教授らの研究チームは、3個セットの金ナノ粒子と、昆虫の複眼のように規則正しく並んだマイクロ粒子の「複合ナノ構造体」を2ステップで簡単に作製できる技術を構築し、分子由来の光応答を1億倍以上に増強する原理を解明しました。 私たちの身の回りにある金や銀は、金色や銀色をしていますが、これを小さくしていくと赤色、青色と...
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早大、単一細胞からの熱産生計測で「105(10の5乗)ギャップ問題」の解決方策を提示
ひとつの細胞の発熱を測る?ー計算と実験との間の矛盾と、その解決案ー 早稲田大学重点領域研究機構 鈴木団(すずきまどか)主任研究員(研究院准教授)、理工学術院 石渡信一(いしわたしんいち)教授(先進理工学部物理学科、早稲田大学バイオサイエンスシンガポール研究所長)らの研究チームは、単一細胞からの熱産生計測に関する研究分野で世界的な研究課題となっている、「105(◇)ギャップ問題」を解決するための具体的方策を提示しました。 ◇1 「105」の正式表記は添付の関連資料を参照 ヒトの体温調節にも重要な細胞の発熱について、一つの細胞の中で温度を測る研究が進められています。「105...
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早大や科警研など、現場の物証を非破壊・非接触で回収する指掌紋検出装置を開発
現場の物証を非破壊・非接触で回収する最新鋭システム ハイパー・フォレンシック・イメージャー 安全・安心な社会を支える革新的な指掌紋検出装置 理工学術院・宗田孝之教授(先進理工学部)は、JFEテクノリサーチ(株)と科学警察研究所との共同研究で、建物の壁や、公共交通機関などの切符の磁気面などからの指掌紋検出、また重なった指掌紋の分離検出を可能とする、光スペクトル計測技術を応用した装置「ハイパー・フォレンシック・イメージャー」を開発しました。本装置は、現場に残されたヒト由来成分、すなわち指掌紋や体液等に含まれる脂肪やたんぱく質(アミノ酸)を非破壊かつ非接触に分析することが可能であり、ま...