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量子テレポーテーション
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世界初!異なる光周波数の二光子の干渉を実現 −情報処理能力の飛躍的拡大へ新しい道筋を拓く成果− ■ポイント ・「ビーム」ならぬ「周波数」のスプリッターを実現し、異なる光周波数の二光子の干渉に世界で初めて成功 ・周波数領域の光スプリッターによる基本量子回路が可能に ・光量子計算の新たなスケールアップ手法が拓け、情報処理能力の飛躍的拡大に期待 キーワード:光周波数多重化、二光子干渉、光量子計算 ■概要 大阪大学大学院基礎工学研究科 井元信之教授、東京大学大学院工学系研究科 小芦雅斗教授およびNICT 未来ICT研究所 三木茂人主任研究員のグループは、広帯域光周波数多重化を利用した大規模...
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NTT、定説を覆し長距離量子通信に必要な「量子中継」の全光化手法を確立
定説を覆し、長距離量子通信に必要な「量子中継」の全光化手法を確立 〜全光ネットワークに「量子インターネット」としての新たな未来像〜 日本電信電話株式会社(NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫)とトロント大学(カナダ、オンタリオ州トロント、総長:Meric Gertler)の研究チームは、長距離量子通信に必要な「量子中継」に、「物質量子メモリ」(※1)が必須であるという定説を覆し、光の送受信装置のみで実現可能な「全光量子中継方式」を理論的に提唱しました。これにより、全く新しい「光デバイスのみによる長距離量子通信」への道が切り拓かれました。 量子通信の長距離化は、量子通信の市場創...
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量子テレポーテーション心臓部の光チップ化に成功 −量子計算機など実用化へ前進− 1.発表者:古澤 明(東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 教授、同ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 教授兼務) 2.発表のポイント: ◆量子テレポーテーション装置の心臓部である量子もつれ生成・検出装置を光チップ化(図1,2)することに成功。 ◆光チップの大きさは26ミリ×4ミリ(0.0001平方メートル)と、従来の1万分の1に縮小。 ◆究極的な大容量通信や超高速コンピューターの実用化へ突破口を開く画期的成果。 3.発表概要: 量子力学の原理を応用することで、現代技術の限界を超える究極的な...
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東大とJST、単一電子を周囲の電子から孤立させて移送・検出する技術を開発
世界で初めて単一電子を周囲の電子から孤立させて移送・検出する技術を開発 ―固体物理学者の長年の夢である単一電子単位での干渉・散乱実験の実現と量子情報の長距離伝送へ― 東京大学大学院工学系研究科の樽茶清悟教授と山本倫久助教らの研究グループは、文部科学省科学研究費補助金(新学術領域研究)「量子サイバネティクス」(領域代表者:独立行政法人理化学研究所基幹研究所 巨視的量子コヒーレンス研究チーム 蔡兆申 チームリーダー)、JST国際科学技術共同研究推進事業(戦略的国際共同研究プログラム)「トポロジカルエレクトロニクス」などの研究の一環として、単一電子を周囲の電子から隔離したまま長距...
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東大、シュレーディンガー猫状態光パルスの量子テレポーテーションに成功
シュレーディンガー猫状態光パルスの量子テレポーテーションに成功 1.発表者:古澤 明(東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 教授) 2.発表概要:量子力学の黎明期に提案された二大パラドックスである、シュレーディンガーの猫とアインシュタイン・ポドロスキー・ローゼン(EPR)のパラドックスをテーブルトップで同時に実現し、それらを組み合わせてシュレーディンガー猫状態光パルスの量子テレポーテーションに成功した。 3.発表内容:量子力学は黎明期に、その根幹を揺るがすいくつかのパラドックスが提案された。中でもシュレーディンガーの猫とアインシュタイン・ポドロスキー・ローゼン(EPR)の...