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対称性

  • 東大、細胞運動の物理的なメカニズムを解明

    細胞の運動法則を発見 −生物と非生物の運動様式の共通点・相違点解明へ− <発表者>  谷本博一(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 博士研究員(現ジャックモノー研究所 博士研究員))  佐野雅己(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 教授) <発表のポイント>  >細胞が自ら生み出す力の空間分布応力場(注1)を解析する新しい手法を導入し、細胞運動の物理的なメカニズムを明らかにした。  >従来の典型的な生物学の研究とは異なり、物理学的な視点から細胞運動を研究した結果、細胞の運動が非生物の運動とは本質的に異なる点を明らかにした。  >細胞運動は癌細胞の転移に代表される多数の疾患に関わ...

  • 京大、ミクロな磁気円盤におけるスピン状態の対称性の破れを発見

    ミクロな磁気円盤におけるスピン状態の対称性の破れを発見  小野輝男 化学研究所教授、山田啓介 同大学院生(現パリ南大学研究員)は、葛西伸哉 物質材料研究機構主任研究員、仲谷栄伸 電気通信大学教授、佐藤知徳 同大学院生、およびローレンスバークレイ研究所のPeter Fischer博士、Mi−Young Im博士との共同研究で、ミクロな磁気円盤におけるスピン状態の対称性の破れを見出しました。  この成果は、英国科学誌Nature Communications誌に2012年8月1日にオンライン公開されました。 <概要>  直径が数マイクロメートル程度の磁気円盤を作ると、磁化が円盤面...

  • 京大、鉄原子を含む高温超伝導体の仕組みを解くカギ「電子のネマティック液晶状態」を発見

    鉄原子を含む高温超伝導体の仕組みを解くカギ「電子のネマティック液晶状態」を発見  笠原成 理学研究科研究員(低温物質科学研究センター特定研究員)、芝内孝禎 同准教授、松田祐司 同教授は、杉本邦久 高輝度光科学研究センター(JASRI)研究員、福田竜生 日本原子力研究開発機構(JAEA)研究員と共同で、高温超伝導の舞台となる電子状態の異常性の一端を明らかにしました。  今回の成果は、高温超伝導体中の電子の集団が、超伝導転移を起こすよりも高温で、自発的に結晶格子の持つ回転対称性を破った状態に相転移を起こすことを示したものです。この対称性を破った状態は、液晶ディスプレーなどで用い...