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原子核

  • 日立、香港養和病院から陽子線がん治療システムを受注

    香港養和病院から陽子線がん治療システムを受注 香港で初となる陽子線がん治療システムが2020年までに稼働予定  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、香港において初となる陽子線がん治療システムを、香港養和病院(Hong Kong Sanatorium&Hospital)のグループ会社であるMillion Hope International Limited(以下、MHI)から受注し、また、10年間にわたるシステムの保守契約も締結しました。  今回、日立はスポットスキャニング技術を搭載し、回転ガントリ室2室を備えた陽子線がん治療システムを香港養和病院の新病院内に設置します。本システムは、都市部の狭い敷地においても設置ができ...

  • 日立、米国セント・ジュード小児研究病院で日立の陽子線がん治療システムが稼働開始

    米国セント・ジュード小児研究病院で日立の陽子線がん治療システムが稼働開始 世界初の小児専用の陽子線がん治療施設  株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)が陽子線がん治療システムを納めた小児の難病治療・研究において世界トップクラスのセント・ジュード小児研究病院(St.Jude Children"s Research Hospital)が、12月14日に治療施設「The St.Jude Red Frog Events Proton Therapy Center」をオープンしました。これは、小児専用の陽子線がん治療システムとしては、世界で初めての稼働となります。  日立の本システムは、190度回転ガントリを採用することで、広い治療室空間を確保しており、治療...

  • 理研、中性子ハロー核11Beの超微細構造定数の精密測定を実現

    中性子ハロー核11Be(※)の超微細構造定数の精密測定 −光でハロー中性子を直接見るための第一歩−  ※「11Be」の正式表記は添付の関連資料を参照 <ポイント>  ・中性子ハロー核11Beの超微細構造定数の精密測定を世界で初めて実現  ・レーザーとマイクロ波で中性子ハローの広がりを観測するための第一歩  ・原子核模型に依存しない測定法で究極の原子核描像の構築に道筋 <要旨>  理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、中性子ハロー核[1]の1つ「質量数11のベリリウム同位体イオン(11Be+(*))」の超微細構造定数[2](超微細構造のエネルギー分離の大きさを定義する量)を、レーザー・マイク...

  • 東大、細胞運動の物理的なメカニズムを解明

    細胞の運動法則を発見 −生物と非生物の運動様式の共通点・相違点解明へ− <発表者>  谷本博一(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 博士研究員(現ジャックモノー研究所 博士研究員))  佐野雅己(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 教授) <発表のポイント>  >細胞が自ら生み出す力の空間分布応力場(注1)を解析する新しい手法を導入し、細胞運動の物理的なメカニズムを明らかにした。  >従来の典型的な生物学の研究とは異なり、物理学的な視点から細胞運動を研究した結果、細胞の運動が非生物の運動とは本質的に異なる点を明らかにした。  >細胞運動は癌細胞の転移に代表される多数の疾患に関わ...

  • 理化学研究所、中性子が多い原子核では中性子数28の魔法数が消滅することを発見

    消える「魔法数」28 −重いマグネシウム同位体の原子核は全て大きく変形− <ポイント>  ・RIビームファクトリー(RIBF)でマグネシウム−38の2つの励起準位を初観測  ・中性子が非常に多い原子核では中性子数28の魔法数が消滅することを発見  ・RIBFでのデータ蓄積から原子核が変形する領域が核図表上で大きく広がることが判明 <要旨>  理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、陽子数に対して中性子数が非常に多いマグネシウム同位体(38Mg(◇):陽子数12、中性子数26)を生成、2つの励起準位を観測し、その比の値から38Mgの原子核が、魔法数を持つ原子核の特徴である球形ではなく、大きく回転楕円体...