新しいプレートは大地震を起こしやすい −プレート浮力が地震サイズ分布を決める− <発表者>  西川友章(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 修士課程2年)  井出 哲(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 教授) <発表のポイント>  ◆全世界の沈み込み帯(注1)における地震サイズ分布(地震の大きさ・頻度の分布)の違いを調査し、沈み込むプレートの年代(注2)が新しい地域(チリ海溝など)ほど大地震が発生しやすいことを示した。  ◆沈み込むプレートの重さの違いに起因する、プレート境界にかかる圧縮の力の大きさの違いが、その原因であることを解明した。  ◆地震サイズ分布を決定...