Article Detail
日立システムズ、インドで現地ITサービス企業を買収しIT市場に参入
日立システムズが現地ITサービス企業を買収し、インドIT市場に参入
インドでの事業基盤を獲得し、両社のシナジーを生かしたバリューチェーンを構築
株式会社日立システムズ(本社:東京都品川区、代表取締役 取締役社長:高橋 直也(※)/以下、日立システムズ)と、インド共和国(以下、インド)のITサービス企業であるMicro Clinic India Pvt.Ltd.(本社:インド・ニューデリー、Managing Director:Tarun Seth(タルーン・セス)/以下、マイクロクリニック)はこのたび、インドにおけるITサービス事業の強化を図るため、株式譲渡契約および株主間契約を締結しました。
具体的には、日立システムズがマイクロクリニックの株式を約76%取得し、マイクロクリニックの社名をHitachi Systems Micro Clinic Pvt.Ltd.に変更します。
今後、日立システムズおよびマイクロクリニックは、2014年3月末の株式譲渡完了をめざし、手続きを進めます。
※社長名の正式表記は添付の関連資料を参照
インドでは、日本をはじめ各国の企業が進出を加速するとともに、現地企業も事業の伸張に伴いIT投資を拡大するなど、ITサービスの需要が急激に成長しています。株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長:中西 宏明)は、インドをグローバル戦略上の重要地域と位置づけ、日立グループで推進する社会イノベーション事業の展開を加速しており、インドにおける連結売上高を2015年度までに2011年度比約3倍の3,000億円へと拡大することをめざしています。こうした中、日立グループの情報・通信システム事業における中核企業である日立システムズは、経済成長著しいインドにおけるITサービス事業基盤の確保と事業拡大に向けた検討を進めてきました。
一方、マイクロクリニックは、インドにおける有力なITサービス企業の1社であり、インド国内の主要都市に合計15か所の事業拠点と約150か所のサテライトオフィスを持ち、ITプラットフォームの提供や保守サービスを中心に幅広いITサービスを提供しています。そして、さらなる事業拡大に向けて、仮想化サービスやマネージドサービスなどの強化を図っています。
こうした背景から、日立システムズおよびマイクロクリニックは、日立システムズがマイクロクリニックをグループ会社化することに合意しました。
日立システムズとマイクロクリニックは、両社の製品・サービスや技術・ノウハウ、経営リソースを組み合わせ、インド国内の現地企業および日系企業をはじめとする外資系企業に対して、IT機器調達からシステム設計・構築、運用、保守に至るまでのワンストップサービスを提供します。また、インドにおける日立グループ各社とも連携し、インドにおけるITサービス事業の拡大を図ります。
日立システムズグループは中期経営計画で掲げる2015年度売上目標5,000億円、海外売上高比率10%の達成に向け、各種施策を展開しています。今回の買収によりグローバル事業の強化・拡大を図り、本目標の達成をめざします。
※以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照
以上
*記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。