氷期終焉期の急激な温暖化時に起きた大規模氷床崩壊 〜〜タヒチのサンゴが明らかにする気候メカニズム〜〜 [発表者]横山 祐典(東京大学大気海洋研究所 海洋底科学部門准教授) [発表概要]  東京大学大気海洋研究所の横山祐典准教授および、奥野淳一研究員は、仏国CEREGE研究所と英国オックスフォード大の研究グループと共同で、地球の気候が氷期から現在の間氷期に移行した際に起きた、大規模かつ急激な氷床崩壊の規模とタイミングの正確な決定を行いました。  日米欧が中心となって行っている統合国際深海掘削計画(IODP)の第310航海にて得られたタヒチ沖のサンゴ礁掘削試料の化学分析に基づくもの...