遺伝子の「使用禁止マーク」を外す仕組みが明らかに −マークを区別して遺伝子をオンにするタンパク質「UTX」の立体構造を解明― ◇ポイント◇  ・UTXは、ヒストンを詳細に調べて「使用禁止マーク」を区別  ・「使用禁止マーク」と他のマークの区別には、UTXの特殊な構造が活躍  ・細胞分化プロセスの制御につながるUTX阻害剤開発へ重要な一歩  独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、遺伝子に付けられた「使用禁止マーク」を外すタンパク質「UTX」の立体構造を初めて解明し、UTXが他の機能を意味するマークと厳密に区別して、「使用禁止マーク」だけを外す仕組みを明らかにしました。これは...