ドロップレット型相分離の新しいメカニズムの発見 ■発表のポイント:  ◆二つの液体を混ぜた混合物のドロップレット型(注1)の相分離について、長年信じられてきた機構に変わる新しい粗大化(注2)の機構を発見した。  ◆これまで液滴はランダムな熱運動により運動していると考えられてきたが、実は、液滴の大きさの分布を反映してそれぞれの液滴の界面張力は液滴内部で不均一であり、それにより液滴は決定論的に運動することが明らかになった(図参照)。  ◆ドロップレット型相分離は、サラダドレッシングをはじめ、自然界・工業的応用の多岐にわたる分野で見られる現象であり、その基本的なメカニズムの理解の意義...