新たに判明した忠犬ハチ公の死因について <発表概要>  忠犬ハチ公の保存臓器について、MRIおよび組織観察を行ったところ、肺と心臓に悪性腫瘍が確認された。これまでハチ公の死因はフィラリア症とされていたが本腫瘍も死因のひとつであると考えられた。 <発表内容>  東京大学大学院農学生命科学研究科で保管している忠犬ハチ公の臓器について、獣医外科学研究室にてMRIによる肺と心臓の断層撮影を行い、また獣医病理学研究室にて組織標本を作製し顕微鏡観察を行いました。その結果、肺と心臓に広範な悪性腫瘍の増殖巣がみとめられ、この腫瘍もハチ公の死因として重要であったと考えられたので、発表いたします...