植物細胞の形づくりの謎を頭蓋骨の研究が解明? 医学・植物学を数学がつなぐ「超」異分野融合研究 ■概要  九州大学大学院医学研究院の三浦岳教授と今村寿子助教の研究グループは、東京大学およびエルピクセル株式会社との共同研究で、植物の表皮細胞の複雑なかたちが形成されるメカニズムを世界で初めて解明しました。  双子葉植物の葉の表面の細胞は美しいジグソーパズル様の形をしています。研究グループは植物の細胞壁の合成−分解の分子回路を数理モデル化(※1)したところ、これまで頭蓋骨の縫合線(※2)のパターン形成に用いてきた数理モデルと全く同じであることがわかりました。この結果を基にして、九州大学...