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応用数学
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九大、植物の表皮細胞の複雑なかたちが形成されるメカニズムを解明
植物細胞の形づくりの謎を頭蓋骨の研究が解明? 医学・植物学を数学がつなぐ「超」異分野融合研究 ■概要 九州大学大学院医学研究院の三浦岳教授と今村寿子助教の研究グループは、東京大学およびエルピクセル株式会社との共同研究で、植物の表皮細胞の複雑なかたちが形成されるメカニズムを世界で初めて解明しました。 双子葉植物の葉の表面の細胞は美しいジグソーパズル様の形をしています。研究グループは植物の細胞壁の合成−分解の分子回路を数理モデル化(※1)したところ、これまで頭蓋骨の縫合線(※2)のパターン形成に用いてきた数理モデルと全く同じであることがわかりました。この結果を基にして、九州大学...
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JSTと東北大、脳の嗅覚皮質で嗅いだ匂いをすばやく判別できるメカニズムを解明
脳の嗅覚皮質における電気信号の解読に成功 匂い判別機構の解明に前進 【ポイント】 ・動物は1回の呼吸ですばやく匂いを判別できるが、脳がどう情報処理しているかは謎 ・匂いの情報は、嗅覚系の出口付近で電気信号の回数として伝わる ・包括的な脳神経活動の解明や人間の嗅覚障害の治療・人口嗅覚などの応用につながる JST課題達成型基礎研究の一環として、東北大学の三浦 佳二 助教らは、脳の嗅覚皮質において、神経細胞の電気信号(パルス)(注1)を解読し、嗅いだ匂いの違いがすばやく判別されるメカニズムを初めて解明しました。 我々の脳は、神経細胞が電気パルスをやり取りすることによって、0....