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獣医学部
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満月が近づくと出産数が増える 〜ウシの研究により変化が明らかに〜 1.発表者: 米澤 智洋(東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 准教授) 内田 萌菜(東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 学部学生) 富岡 美千子(北里大学獣医学部 助教) 松木 直章(東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 教授) 2.発表のポイント: ◆満月の前から満月にかけての3日間、ウシの出産数が増加することを明らかにした。 ◆人でもウシでも満月と出産の関係が議論されてきたが、今回初めてウシの出産と満月の関係が科学的に示された。 ◆出産メカニズムの深い理解や出産計画を立てる際...
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東大と理化学研究所、制御性T細胞を誘導するヒトの腸内細菌の同定と培養に成功
制御性T細胞を誘導するヒトの腸内細菌の同定と培養に成功−炎症性腸疾患やアレルギー症に効果− <発表概要> 東京大学大学院新領域創成科学研究科(武田展雄研究科長)附属オーミクス情報センターの服部正平教授と理化学研究所統合生命医科学研究センター(小安重夫センター長代行)消化管恒常性研究チームの本田賢也チームリーダーらを中心とする共同研究グループ(#)は、免疫反応を抑制する働きのある制御性T細胞(Treg細胞:ティーレグ細胞)(※1)を誘導するヒトの腸内細菌の同定に世界で初めて成功しました。 今回同定されたヒト腸内細菌は、17種類のクロストリジウム属菌(※2)からなり、健康なヒトの糞便か...
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免疫細胞を誘導するセグメント細菌の全ゲノム構造を解明 ―腸内細菌の免疫誘導メカニズムの解明に期待― <発表概要> 東京大学大学院新領域創成科学研究科(上田卓也研究科長)附属オーミクス情報センターの服部正平教授を中心とする共同研究グループ#は、免疫細胞であるTh17細胞の誘導活性をもつ腸内細菌の一種であるセグメント細菌SFB(Segmented filamentous bacteria)の全ゲノム構造を解明しました。 腸上皮に強力に接着するセグメント細菌SFB(※1)は、Th17細胞(※2)の誘導や腸上皮細胞間リンパ球の増加を促進させるなど、宿主の免疫系に作用し、自己免疫疾患...