Pickup keyword
情報操作
-
産総研とJST、磁石の磁化の向きを電圧で効率よく制御する技術を開発
電圧による磁化制御を高効率化 −電圧駆動型の低消費電力スピントロニクス素子の開発を加速− ■ポイント■ ・鉄にホウ素を添加した材料を超薄膜化し、酸化マグネシウム絶縁層で挟んだ新しい素子構造 ・磁石の磁化の向きを電流ではなく電圧で制御 ・従来の構造と比較して約3倍の高効率化を達成 ■概要■ 独立行政法人産業技術総合研究所【理事長中鉢良治】(以下「産総研」という)ナノスピントロニクス研究センターの湯浅新治研究センター長、野崎隆行主任研究員は、磁石の磁化の向きを電圧で高効率に制御する技術を開発した。 鉄にホウ素を添加した磁石材料を超薄膜化し、酸化マグネシウムの絶縁層2層で挟み込...
-
NICT、量子通信を長距離化する新しい「中継増幅技術」の実証に成功
量子を使い光信号を遠隔地点に増幅・再生 〜量子通信を長距離化する新しい「中継増幅技術」の実証に成功〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内正夫)は、ソウル国立大学と共同で、量子暗号などで使われる微弱な光信号を、遠く離れた地点に大きな信号として増幅して再生する新しい方法を考案し、その実証に成功しました。これは、受信側にあらかじめ大きな振幅を持つ「量子重ね合わせ状態」(*1)という特殊な光を用意しておき、そこへ送りたい光信号の情報を転写するもので、雑音の混入が避けられない従来の光増幅器とは異なり、無雑音の信号増幅が可能です。量子暗号(*2)を長距離化できるほか...