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はくちょう座
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京大など、ブラックホール近傍から出る規則的なパターンを持つ光の変動を可視光で捉えることに成功
ブラックホール近傍から出る規則的なパターンを持つ光の変動を可視光で初めて捉えることに成功 −ブラックホールの「またたき」を直接目で観測できる機会に期待− 木邑真理子 理学研究科博士前期課程学生、磯貝桂介 同前期課程学生、加藤太一 同助教、上田佳宏 同准教授、野上大作 同准教授らの研究グループは、2015年6月中旬から7月初旬にかけて急激な増光を示したブラックホール連星はくちょう座V404星において、今までX線でしか観測できないと思われていたブラックホール近傍からの放射エネルギーの振動現象を可視光で初めて捉え、このような振動現象が今まで観測されていたよりも10分の1以下の低い光...
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理化学研究所など、ブラックホールに落ち込む最後の1/100秒を解明
ブラックホールに落ち込む最後の1/100秒の解明へ −ガスが最後に放つ高エネルギーX線を初めて捉えた!− <ポイント> ・「すざく」衛星に搭載した硬X線検出器で10億度超の高温ガスを測定 ・高温ガスがブラックホールに消える瞬間、急激に加熱されることを発見 ・ブラックホール存在の直接証明に一歩前進。次期衛星で更なる飛躍へ <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)、京都大学、日本大学、東京大学は、代表的なブラックホール天体である「はくちょう座X−1」[1]をX線観測衛星「すざく」[2]で観測し、ブラックホールに高温ガス[3]が落ち込む最後の100分の1秒[4]に、10億度以上にまで急...
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JAXA、全天X線監視装置(MAXI)が極超新星(ハイパーノバ)の痕跡を発見
全天X線監視装置(MAXI)が”極”超新星(ハイパーノバ)の痕跡を発見 〜天の川銀河での発見は世界初〜 国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームに搭載した全天X線監視装置(MAXI:Monitor of All−sky X−ray Image)の観測により、はくちょう座方向に”極”超新星爆発の痕跡を見つけました。この爆発は、通常の超新星爆発の100倍も大きなもので、その規模から”極”超新星だと推定されました。我々の住む天の川銀河では、極超新星もその痕跡もこれまで見つかっておらず、今回が天の川銀河内での世界初の発見となります。 なお、銀河系外では極超新星は8つ程度、極超新星の痕跡は2つ程、見...