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ガンマ線バースト
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JSOL、理研と共同でGoogle Cloud Platformを活用しレンダリング(画像化)の処理時間の高速化を実現
Google Cloud Platformの活用により、レンダリング処理を200倍高速化 株式会社JSOL(代表取締役社長:中村 充孝、以下「JSOL」)は、国立研究開発法人理化学研究所(理事長:松本 紘、以下「理化学研究所」)と共同でGoogle Cloud Platformを活用することで、レンダリング(画像化)の処理時間に関して、従来比200倍の高速化を実現しました。 近年、各種研究分野において、解析処理の高速化に対する要求は強まってきていますが、スーパーコンピュータによる大規模シミュレーションの解析結果を画像化および映像化する場合、膨大な時間が費やされることが問題となっています。学会発表や論文投稿などの期限が定まった状況で...
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理研と京大、鉄より重い元素の起源を数値シミュレーションで解明
金やウランなどの重い元素は中性子星の合体で作られた可能性が高い −鉄より重い元素の起源を数値シミュレーションで解明− <ポイント> ・スーパーコンピューターによる中性子星合体現象の数値シミュレーション ・中性子核融合によりつくられる元素の組成が太陽系の重元素分布と合致 ・従来の研究で予想されていた中性子の割合とは大きく異なる結果に <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と京都大学(松本紘総長)は、地球上に存在する金やウランなど鉄より重い元素が、中性子星合体[1]によってつくられたものである可能性が高いことを明らかにしました。これは、理研理論科学連携研究推進グループの...
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東大、最高エネルギー宇宙線が過剰に飛来する「ホットスポット」の兆候を北半球の空で観測
「宇宙の最高エネルギー粒子生成源へ手がかり」 ―最高エネルギー宇宙線のホットスポットの兆候― ●発表のポイント ◆米国ユタ州のTelescope Array宇宙線観測装置によって、5.7×10の19乗電子ボルト以上の最高エネルギー宇宙線が過剰に飛来する「ホットスポット」の兆候を初めて北半球の空でとらえた。 ◆ホットスポットは北半球の空の特定の方向(直径約40度の範囲)にあり、最高エネルギー宇宙線が等方分布の予想より約4倍多くこの領域から到来していることを観測した。 ◆今後は、最高エネルギー宇宙線の観測例をさらに増やし、これら宇宙線の発生源となるような宇宙の極高エネルギー現象(注1)との関連を明...
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JAXA、全天X線監視装置(MAXI)が極超新星(ハイパーノバ)の痕跡を発見
全天X線監視装置(MAXI)が”極”超新星(ハイパーノバ)の痕跡を発見 〜天の川銀河での発見は世界初〜 国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームに搭載した全天X線監視装置(MAXI:Monitor of All−sky X−ray Image)の観測により、はくちょう座方向に”極”超新星爆発の痕跡を見つけました。この爆発は、通常の超新星爆発の100倍も大きなもので、その規模から”極”超新星だと推定されました。我々の住む天の川銀河では、極超新星もその痕跡もこれまで見つかっておらず、今回が天の川銀河内での世界初の発見となります。 なお、銀河系外では極超新星は8つ程度、極超新星の痕跡は2つ程、見...
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JAXA、巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を観測した成果論文を英科学誌に掲載
「きぼう」に搭載された全天エックス線監視装置(MAXI:マキシ)と 米国スウィフト衛星を用いた観測による成果論文の 英科学誌「ネイチャー」への掲載について − 巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を世界で初めて観測 − このたび、「きぼう」の船外実験プラットフォームに搭載されている全天エックス線監視装置(MAXI:Monitor of All−sky X−ray Image)は、米国のガンマ線バースト観測衛星(Swift:スウィフト)との連携により、地球から39億光年離れた銀河の中心にある巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を世界で初めて観測しました。この成果は8月2...