富士通SSL、成城大と共同でアイデア発想法「焦点発想法」の支援ツールを開発

アイデア発想法の支援ツールを無償公開
〜商品企画手法「NeoP７」の考案者である成城大学　経済学部　神田教授と共同で
アイデア発想法の一つ「焦点発想法」の支援ツールを開発〜


　株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ（本社：川崎市中原区小杉町、代表取締役社長：川口浩幸）は、商品企画などで用いられるアイデア発想法の一つ「焦点発想法」の支援ツールを開発し、成城大学　経済学部　神田範明教授のウェブサイト上に７月２９日に公開しました。本ツールを活用することで、効率的かつ効果的なアイデア創出が可能です。今後、当社は利用者のご要望を取り入れ、本ツールの機能強化や操作性向上を行い、今年１２月に販売開始予定の共創支援＆学習支援ツール群「Webコア　Innovation　Suite（ウェブコア・イノベーションスイート）」に組み込み、提供する予定です。


　当社は新商品創出を強化するため、２０１３年度より成城大学　経済学部　神田範明教授が考案した商品企画手法「Neo　P７（ネオ　ピーセブン）」（新・商品企画七つ道具）を活用し、産学連携による共同研究を行っています。あわせて、より多くの企業で「Neo　P７」を効果的に活用いただけるよう、神田教授と共同で「Neo　P７」のICT化に取り組んでおり、今般、アイデア発想法の一つである「焦点発想法」を支援するICTツールを開発し、神田教授のウェブサイト上に公開しました。

　「焦点発想法」は、企画対象の商品とは全く異なる分野の対象に焦点を当て、その特性や要素をヒントにして連想的に新しいアイデアを発想する手法です。まず、発想のために焦点を当てる対象を決め、その対象の特性や要素をリストアップし、次に、その特性や要素をもとに中間アイデアを引き出し、最後に、中間アイデアから企画対象の商品に結び付くアイデアを創出します。通常、この３段階の作業を全て行う必要がありますが、今回開発した「焦点発想法」の支援ツールは、発想のために焦点を当てる対象を選択するだけで、焦点を当てた対象の特性や要素、中間アイデアを自動でサンプル表示するため、最終段階であるアイデアを短時間のうちに大量に発想することができます。さらに、神田教授が数多くの商品開発を通して実践したデータをテンプレート化しているため、質の高いアイデアの創出を促進します。
　本ツールはWebブラウザ上で誰でも簡単に利用することができ、作業結果をサーバへ保存できるだけでなく、CSVファイルとしてもダウンロードすることができます。

　当社は本ツールを拡充し年内発売予定の共創支援＆学習支援ツール群「Webコア　Innovation　Suite」に組み込み、提供する予定です。また、「Neo　P７」で使われるその他のツールについてもICT化を検討していきます。


【ツール公開場所】
　成城大学　経済学部　神田範明教授（神田ゼミナール）ウェブサイト
　http://www.kan-semi.com

　※以下の資料は添付の関連資料「参考資料」を参照
　　・「Neo　P７」の全体像
　　・「焦点発想法」支援ツールのイメージ図


【「焦点発想法」のポイント】
　１．焦点を当てる対象は商品と無関係なものにすることで、予想できない面白いアイデアを創出する
　２．焦点を当てる対象は趣味など好きなものにすることで、創造力をかきたてる


【神田範明教授について】
　成城大学　経済学部　経営学科／大学院　経済学研究科　教授。多数の機関で商品企画・開発関係の講師を歴任。自動車、家電、食品、生活用品、印刷、IT、生産財、サービスなど１００社以上の企業の商品企画を指導し、産学協同商品企画も多数実施。２０１２年秋、商品企画関係で唯一の資格制度「商品企画士」を創設。「神田教授の商品企画ゼミナール」、「商品企画七つ道具実践シリーズ（全３巻）」など多数の著書を執筆。


＜関連情報＞

　・産学連携による新商品創出の取り組みを強化（２０１３年１０月２９日　プレスリリース）
　　http://www.ssl.fujitsu.com/release/2013/10/29.html
　・共創支援＆学習支援ツール群「Webコア　Innovation　Suite」を年内発売（２０１４年７月１５日　プレスリリース）
　　http://www.ssl.fujitsu.com/release/2014/07/15.html


＜株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリについて＞

　URL：http://www.ssl.fujitsu.com

　当社は富士通グループの一員として、ソフトウェア開発・システム構築を中心に事業を展開してきました。現在、あらゆる業種に適用できる幅広いソリューションを、自社ソリューション商品群『PoweredSolution（http://www.ssl.fujitsu.com/products/powered/）（パワード・ソリューション）』として、Webサイト、CRM（Customer　Relationship　Management）、ワークフロー、GIS（地理情報システム）、情報活用、情報統合、セキュリティ、開発・運用基盤の８つのカテゴリに体系化し、様々なお客様にご提供しています。また、オープンソースソフトウェア（OSS）に対応できる高い技術力と万全なサポートにより、お客様に安心してご利用いただけるOSS環境をご提供します。
　当社は１９９０年にシステムインテグレータ認定、１９９６年にはISO９００１の認証（http://www.ssl.fujitsu.com/quality/）を取得しました。セキュリティ関連では、２００３年にセキュリティ監視サービスでBS７７９９およびISMS認証基準の認証を取得し、２００６年には全社レベルでISO２７００１の認証（http://www.ssl.fujitsu.com/security/）も取得、２００８年にプライバシーマーク付与の認定（http://www.ssl.fujitsu.com/privacy/index.html#privacy）を受け、さらに２００９年には世界で初めて情報セキュリティ格付を取得しました。また、当社のRuby技術者育成への取り組みやRubyに関する高い技術力が認められ、２０１１年にRubyアソシエーション認定システムインテグレータGoldも取得（http://www.ssl.fujitsu.com/release/2011/06/8.html）しています。


＜商標について＞

　記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


＜お客様お問い合わせ先＞

「商品お問い合わせ窓口」
　商品お問い合わせフォーム　https://www.ssl.fujitsu.com/cgi-bin/contact2/input.cgi
　電話：０４４−７３９−１２５１


以上