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アズビル、グループの長期目標と中期経営計画を策定
azbilグループ、長期目標ならびに新中期経営計画策定のお知らせ
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2−7−3 社長:曽禰寛純)は、2021年度をゴールとするazbilグループ長期目標、ならびに創業110周年にあたる2016年度を最終年度とするazbilグループ新中期経営計画(2013〜2016年度)を策定いたしましたので、お知らせいたします。
1.長期目標ならびに中期経営計画策定の背景
2012年度のアズビル株式会社への社名変更を機に、azbilグループとして「人を中心としたオートメーション」の施策の加速を進めてまいりました。現在は2004年度にスタートしたazbilグループ10年計画(*1)を実行中ですが、昨年来の体制整備をふまえ、環境の変化に的確に対応し持続的かつより一層の成長を実現するために、創業115周年にあたる2021年をゴールとする長期目標、そしてその具体的な展開として、今年度を新たなスタートとする2016年度に向けた新中期経営計画を策定しました。
*1:2004年〜2006年を『気持ち創り期』、2007年〜2009年を『基盤を確たるものにする期』、2010年〜2013年までの『発展期』の3つの期とし、10年間の計画として構成。
2.2021年度長期目標
「人を中心としたオートメーション」を中心に据えたグループ理念の具現化を目指す長期目標(2021年度)は、次の通りです。
<目指す姿>
『人を中心に据え、人と技術が協創するオートメーション世界の実現を目標とし、顧客の安全・安心や企業価値の向上、地球環境問題の改善等に貢献する世界トップクラスの企業集団となる。』
<計数目標>
売上高:3,000億円規模、営業利益:300億円以上、ROE:10%以上
3.2016年度中期経営計画
(1)計数目標
長期目標の第一ステップである2013年〜2016年度の中期経営計画では、計数目標として以下を設定しています。
2016年度:売上高2,800億円、営業利益:220億円、海外売上比率:20%以上
(2)基本方針
「人を中心としたオートメーション」の探求で特長を出し、グループ全体のシナジーにより、国内、海外事業ともに活性化・伸長していくことを目標に、以下の3つを基本方針として定めました。
1)技術・製品を基盤に、ソリューション展開で、「顧客・社会の長期パートナー」へ
2)地域の拡大と質的な転換で「グローバル展開」
3)体質強化を継続的に実施できる「学習する企業体」を目指す
(3)成長に向けた3つの領域と主要施策
基本方針として掲げた「顧客・社会の長期パートナー」となるためのソリューション展開では、成長に向けた3つの領域を以下のとおり定義し、azbilグループならではの製品・技術・サービスを活用して新たな事業モデルを創造し、国内外に展開していきます。
1)顧客の事業成長・新規開拓を支援する
「生産および執務居住空間での次世代ソリューション」
2)顧客のエネルギー、水の安定供給とコスト削減を支援する
「エネルギーマネジメントソリューション」
3)顧客の住宅・作業・機械・燃焼・情報といった安全環境を確保し、BCPに対応する
「安全・安心ソリューション」
(4)企業体質強化のさらなる推進
azbilグループの持続的な成長に向け、「グローバル生産・開発の構造改革」、「エンジニアリング、サービス事業の構造改革」、「人材リソース改革」の3つの改革を進め、企業体質を強化します。
(5)azbilグループのCSR経営
azbilグループでは、企業の社会的責任を経営の重要課題と捉え、世界水準の総合オートメーション企業として、「人を中心としたCSR経営」を目標に掲げ、あらゆるステークホルダーに対して積極的に貢献するCSR経営の確立、実行に注力します。
(6)株主への利益還元
株主への利益還元については引き続き重要な経営課題と位置づけています。新中期経営計画に沿って、健全な事業成長での利益拡大を進めるとともに、株主への利益還元は、配当を基本に積極的に取り組んでいきます。
当社はこれからも、グループ理念である「人を中心としたオートメーション」の探究を通じて、お客さまの安心・快適・達成感を実現するとともに地球環境に貢献してまいります。
株式会社 山武はアズビル株式会社へ社名を変更いたしました。