うっ血性心不全患者で摂食嚥下障害併存を予測する −認知機能と栄養状態検査で摂食嚥下障害の早期発見へ− 【研究概要】  東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野の大学院生横田 純一(よこたじゅんいち)、小川 佳子(おがわ よしこ)元助教(現 帝京大学)、上月 正博(こうづき まさひろ)教授らのグループは、認知機能障害と低栄養状態が、入院時のうっ血性心不全急性増悪患者における摂食嚥下障害(注1)併存の予測因子であることを科学的に実証しました。  うっ血性心不全患者における摂食嚥下障害の併存は誤嚥性肺炎等の原因となり、在院日数の長期化、予後の悪化、医療費の増大など様々な問題を引き起こ...