イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

山武、計装保全を効率化するデバイス・マネジメント・システムを発売

2011-05-18

山武、計装保全を飛躍的に効率化するデバイス・マネジメント・システムを発売
〜HART(R)通信/FOUNDATION(TM)フィールドバスの最大活用〜



 azbilグループの株式会社 山武(本社:千代田区丸の内2−7−3 社長:小野木聖二)は、プラントの安全性と生産性を向上させるため、計装保全を飛躍的に効率化するデバイス・マネジメント・システム『InnovativeField Organizer(TM)』(イノベーティブフィールドオーガナイザー)とその関連商品の販売を5月17日から開始いたします。

 このたび発売する『InnovativeField Organizer』は、石油精製装置や化学品製造装置など特にプロセスオートメーション(PA)領域で生産設備に取り付けられている多数の調節弁や計測機器の稼働状態の統合監視および診断、さらに設定調整を行うシステムであり、関連商品と共に以下の価値を提供します。

●プラントのスタートアップ前のループチェックをはじめとしたフィールド機器点検作業効率の劇的改善による定期修理期間の短縮
 大型プラント等では従来2名一組かつ数組によって3〜5日かけて実施していたスタート
 アップ前準備作業を自動化、省力化することで1〜2日程度に短縮が可能です。

●計器不調状況のリアルタイム通報による計器トラブルに起因する生産ロスの最小化
 計器が突発的に故障した場合、その対応に要する時間ロスや緊急停止による生産ロスは規模によっては数千万円から数億円にのぼることも考えられます。故障徴候をいち早く検知することで、時間ロスや生産ロスを最小化します。

●フィールド機器状態の連続モニタリングと傾向監視による保全コストの適正化
 計器の運転履歴などのデータから、定修期間内作業の対象及び補修方法を検討することにより保全コストを適正化します。

●FDT/DTM技術のサポートによる機器の調整・設定作業用インタフェースの一元化
 機器、通信プロトコルを問わず、様々なサプライヤーの現場機器のデジタル通信、診断機能の有効活用が可能です。

●調節弁メンテナンス業務の効率化
 当社の調節弁メンテナンスサポートシステムValstaff(TM)(バルスタッフ)の機能を実装し、調節弁メンテナンスに必要な意思決定の支援、調節弁メンテナンス業務を効率化します。
 今後も当社は、グループ理念「人を中心としたオートメーション」のもと、お客さまの工場や製造現場において計装提案力や課題解決力を強化し、生産性と品質向上および環境負荷低減に貢献してまいります。


<同時に発売・提供を開始する関連商品>
 HART通信対応I/Oモジュール『BU100』
 フィールドバス対応コントローラ『DOFC』機能強化版
 当社フィールド機器用DTM


<販売目標>
 最小構成300万円〜
 2011年度 年間20システム 売上目標 5億円(関連商品を含む)
 2013年度 年間100システム 売上目標 50億円(関連商品を含む)


<発売スケジュール>
 2011年05月 『InnovativeField Organizer』英語版パッケージおよび関連商品
 2011年10月 『InnovativeField Organizer』日本語版パッケージ(予定)


【InnovativeField Organizer イメージ】

 ※添付の関連資料を参照


*「HART」はHART Communication Foundationの登録商標です。
*「FOUNDATION」はFieldbus Foundationの商標です。
*「InnovativeField Organizer」および「Valstaff」は株式会社山武の商標です。


【参考】
 ・HART(Highway Addressable Remote Transducer)プロトコル
 http://www.hartcomm.org/

 スマート機器と制御システムまたは監視システムの間のアナログ配線を通してデジタル情報を送受信するためのグローバル標準です。従来方式の4−20mAシステムとの互換性を維持しながらデジタル通信を実現する方法です。(HART 協会より引用)

 ・FOUNDATION フィールドバス
 http://www.fieldbus.org/

 防爆計装が可能なマルチドロップ方式のデジタル通信・アプリケーション規格です。マルチドロップに対応することによりケーブル本数の削減と設備の簡素化。デジタル通信に対応しアプリケーション化することでフィールド機器同士での制御を実現します。


 ・FDT(Field Device Tool)/DTM(Device Type Manager)
 http://www.fdtgroup.org/

 システムとフィールド機器間の標準化通信インタフェース技術です。FDT仕様に基づいて開発されたアプリケーションであれば、HARTやFOUNDATIONフィールドバスといった通信プロトコルや、フィールド機器とホストのソフトウエア環境に左右されず様々な機器ベンダーの開発したDTMを利用することができます。


 株式会社 山武 本社:東京都千代田区丸の内2−7−3 社長:小野木聖二


読者から本件についてのお問い合わせ先:
 株式会社 山武 アドバンスオートメーションカンパニー
 マーケティング部制御管理1グループ TEL:0466−52−7040

Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版