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島津エス・ディー、京都大学医学部附属病院へバイタルデータターミナルを納入
京都大学医学部附属病院へバイタルデータターミナルを納入
島津エス・ディー株式会社(本社:京都市中京区西ノ京徳大寺町1番地、社長:加藤 孝幸)は、このたび、京都大学医学部附属病院に「バイタルデータターミナル(VDT)」を約1,100式納入し、5月より稼働・運用が開始されましたのでお知らせいたします。
「バイタルデータターミナル(VDT)」は、患者の体温・血圧・脈拍・動脈血酸素飽和度(SpO2)・血糖値といったバイタルデータの測定後に、測定機器を「VDT」にかざすだけで測定データを取り込む端末です。専用の検知用タグを身に付けている患者および看護師をVDTが自動で検知し、患者および看護師の情報とバイタルデータを紐付けて電子カルテへ送信できます。メーカーを問わず、NFC通信に対応する測定機器で取得したデータの取り込みが可能です。
これまで、バイタルデータの入力は、看護師がノートパソコンなどから電子カルテを開き、測定機器に表示される患者のデータを見て手入力する、あるいは、看護師が紙や手にデータをメモしておき、ナースステーションに戻ってから手入力するといった作業が一般的でした。そのため、入力に手間がかかり、患者の取り違えやデータの入力間違い、入力忘れに繋がる恐れがありました。これに対し、「VDT」を用いることで、手間やリスクを大幅に軽減することができ、リアルタイムに電子カルテへデータを集約することができます。
京都大学医学部附属病院では、一般病床の各ベッドに1台を基本に「VDT」が設置されました。稼働・運用は、本年5月から開始されています。1,121の病床を有する京都大学医学部附属病院では、院内のIT化による効率的なオペレーションが推進されています。「VDT」の導入を通じて、当社は、看護師の負荷軽減や作業の効率化を支援したいと考えています。
今後、「VDT」をより多くの医療現場で使っていただけるよう、ナースカートへの搭載タイプや携帯タイプなどの開発を進めてラインナップの拡充を図り、医療現場のニーズに応えていきます。
なお、当社は、7月13日から東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ2016」に「VDT」を出展します。
※参考画像は添付の関連資料を参照
【島津エス・ディー株式会社について】
社名:島津エス・ディー株式会社
本社所在地:〒604−8445 京都市中京区西ノ京徳大寺町1番地
設立:1985年4月22日
資本金:4,000万円(株主:株式会社 島津製作所 90%、その他 10%)
社長:加藤孝幸
社員数:181名(2016年4月1日現在)
事業内容:
分析計測機器、医用機器、航空機器、産業機器関連のソフトウェアの受託開発。
医療情報システム、物流システム、薬品管理システムの開発・販売。