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NEC、OpenStackの実運用経験に基づく技術者育成サービスを来春から開始
NEC、OpenStackの実運用経験に基づく技術者育成サービスを提供
NECは、OpenStackの運用技術やナレッジベースをもとにした技術者育成サービスを2016年春から開始します。
OpenStackの運用については株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:加藤薫(※)、以下ドコモ)の協力のもと(注1)、NECのOpenStackに関する技術やノウハウを提供します。育成サービスについては、NECマネジメントパートナーの教育カリキュラムとして提供し、特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(以下、LPI−Japan、注2)のOpenStack技術者認定試験との連携も計っていく予定です。
※社長名の正式表記は添付の関連資料を参照
NECは今後も他社との連携を積極的に行い、OpenStackを導入・運用していく企業のICT基盤の高度化と安全・安心な利用に貢献していきます。
OpenStackはクラウド基盤ソフトとしてデファクトスタンダード(業界標準)になりつつあります。国内においてもデータセンターやインターネット企業を中心に採用事例が出てきており、導入を検討する企業が増えています。しかし、OpenStackで構築したクラウド基盤を運用していくのは簡単ではなく、運用時に発生するトラブルや障害に対処できる技術者は不足しており、技術者の育成が大きな課題となっています。
この課題に対して、OpenStackを十分に習熟していなくても作業ができるノウハウやナレッジベースを整備し、それをもとに運用ができる技術者を育成するサービスを開始します。
本内容について、OpenStack Foundation主催の国際イベント「OpenStack Summit October 2015−Tokyo」(会期:10/27(火)〜30(金)、会場:グランドプリンスインターナショナル コンベンションセンター&ホテルズ(東京都港区))にて展示いたします。
http://jpn.nec.com/event/openstack-summit-tokyo/index.html
NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
なお、本発表にあたり、LPI−Japanより賛同文をいただいています。
■特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI−Japan) 理事長 成井 弦
LPI−Japanは、この度NEC様が、数多くのノウハウを蓄積されてきたOpenStackの運用技術やナレッジをもとにした技術者育成を展開されますことを心より歓迎いたします。NEC様のトレーニング事業においては、NEC様のナレッジと当団体が実施するOPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験)との連携を図ることにより、クラウド基盤に関わる技術者の育成・普及促進に大きな役割を担うと確信しております。NEC様のトレーニング事業とOPCEL認定試験の協業は、技術者、企業双方にとって非常に有益なものとして、大いに期待しております。
以上
(注1)ドコモのOpenStackクラウドシステムのノウハウ・ナレッジベースについて
ドコモでは、OpenStackベースのクラウドシステムを実際に構築し、トライアル期間を含めて1年近く運用を行っており、NECはシステム構築にあたり技術支援を行いました。
(注2)LPI−JapanのOpenStack技術者向け認定試験について
LPI−Japan様はOpenStackの技術者を育成していくために、OpenStack技術者向け認定試験を開始しています。
https://opcel.org/
○本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC クラウドプラットフォーム事業部
TEL:044−431−7689
E−Mail:oss@osspf.jp.nec.com