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豊田通商、ツナドリーム沖縄が沖縄でクロマグロ中間育成事業を開始
沖縄でクロマグロ中間育成事業、開始へ
豊田通商株式会社(以下、豊田通商)が100%出資する株式会社ツナドリーム沖縄(以下、ツナドリーム沖縄)は、沖縄でクロマグロ中間育成事業を開始いたします。本年9月1日付で、ツナドリーム沖縄が所属する羽地漁業協同組合(以下、羽地漁協)が、沖縄県より特定区画漁業権を取得致しました。ツナドリーム沖縄は、羽地漁協の組合員として、地元と一丸となり、本事業を推進してまいります。
近年、クロマグロ天然資源の保護に対する関心が世界的に高まっており、日本国内では水産庁が天然小型クロマグロの漁獲量を50%に削減することを決定するなど、漁獲規制の強化が進んでいます。豊田通商は、2010年に学校法人近畿大学(以下、近畿大学)と業務提携し、長崎県五島市に株式会社ツナドリーム五島(以下、ツナドリーム五島)を設立。主軸であるクロマグロの稚魚から幼魚まで育てる中間育成事業を開始し、2014年11月には近畿大学から、ツナドリーム五島で生産したクロマグロ成魚を「近大マグロ」として認定を受け、同年12月より販売事業を開始しました。本年7月には株式会社ツナドリーム五島種苗センター(以下、ツナドリーム五島種苗センター)を本格稼働させ、卵から稚魚までを育成する種苗生産事業にも取り組んでいます。
ツナドリーム沖縄は、ツナドリーム五島で培ったノウハウを生かし、沖縄でのクロマグロ中間育成事業に取り組んでまいります。豊田通商は、ツナドリーム沖縄、ツナドリーム五島およびツナドリーム五島種苗センターと連携し、日本の一次産業活性化とマグロ食文化継承に貢献すべく、人工クロマグロの量産化と安定供給を目指します。
<ツナドリーム沖縄 会社概要>
会社名:株式会社ツナドリーム沖縄
所在地:沖縄県名護市
設立年:2014年5月
資本金および資本剰余金:9千万円
代表取締役:石山 直良(豊田通商 農水事業部長)
従業員数:6名(内、1名豊田通商より出向)
出資比率:豊田通商100%