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IDC Japan、2015年第2四半期の国内タブレット市場実績値を発表
2015年第2四半期 国内タブレット市場実績値を発表
・2015年第2四半期の国内タブレット市場出荷台数は前年同期比13.4%減の169万台
・家庭市場向けタブレット出荷台数は、前年同期比26.0%減の115万台
・ビジネス市場向けタブレット出荷台数は、前年同期比35.0%増の54万台
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1−13−5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03−3556−4760)は、国内タブレット市場(eReaderを除く)の2015年第2四半期(4〜6月)の出荷台数実績値を発表しました。
これによると2015年第2四半期のタブレット端末の出荷台数は、前年同期比13.4%減の169万台となりました。これは、家庭市場において大型スマートフォンの影響やタブレットの利用用途が広がらないことから需要が縮小し、前年同期比26.0%減の115万台となり、市場全体に影響を与えたことが大きな要因です。また、2015年下半期の新製品投入に向け各社が在庫調整を行ったことも一因とみています。ビジネス市場では、B2B2C用途でのAndroidタブレットや企業向けWindowsタブレットの需要拡大に伴い出荷台数が増加し、前年同期比35.0%増の54万台となり、ビジネス市場がタブレット市場全体を底支えしました。
国内タブレット市場出荷台数の上位6社は、アップル、エイスース、マイクロソフト、LG、ソニー、NEC Lenovoグループとなりました。アップルは、前年同期比8.1%減と出荷台数を落としましたが、42.3%と高いシェアを維持しています。また、エイスースは、従来のNexus 7シリーズの後継であるMeMOシリーズの出荷が第1四半期同様、好調に推移したことで10.5%とシェアを拡大し第2位の座を堅守しています。
今後の見通しに関し、「家庭市場において大型スマートフォンの普及により、スマートフォンでも小型タブレットに近い使い勝手が実現され、タブレットならではのメリットをユーザーは享受しにくい状況になっている。このため、大型スマートフォンとは別の土俵としての画面サイズやアプリケーションを利用した新しいユースケースの開発が望まれる状況となっている」とIDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストの浅野 浩寿は述べています。
今回の発表はIDCが発行する「Worldwide Quarterly Tablet Tracker」にその詳細が報告されています。
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IDC Trackerとは、IDC独自の調査手法に基づきICT製品・サービスの市場規模・ベンダーシェアの実績や市場予測を定期的に提供するデータベース製品です。IDC Trackerにつきましては、こちらをご覧ください(http://www.idcjapan.co.jp/Products/products_tracker.html)。
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<参考資料>
2015年第2四半期 国内タブレット市場 ベンダー別シェア (出荷台数)
※添付の関連資料を参照
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