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伊藤忠商事、米国節電サービス会社に出資し蓄電池システムの取り扱い開始
米国節電サービス会社への出資及び蓄電池ビジネスの取り組みについて
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は米国電力関係投資会社K−Road DG社(本社:米国ニューヨーク州、CEO:Mr.Williman Kriegel、以下「K−Road」)と共同で投資合弁会社を設立し、定置用リチウムイオン蓄電池システム(以下「当該蓄電池システム」)を活用した節電サービス事業を展開するGreen Charge Networks社(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Mr.Vic Shao、以下「GCN」)の第三者割当増資を引き受け、米国市場及び日本を含めた海外市場にて蓄電池システムの取扱いを開始します。
GCNは蓄電池システムを遠隔で最適に制御・監視するソフトウェアを独自開発し、業界に先駆けて有力顧客向けに節電サービス事業を展開しています。GCNの当該蓄電池システムは、顧客の最大需要電力(ピーク電力)を削減し、大幅な電気料金削減を顧客に提供しています。2011年より3年に亘る検証とソフト・システムの最適化を図り、2015年より本格的に量産導入を開始し、コンビニエンスストアーチェーンのセブンイレブン、薬局チェーンのウォルグリーン等の多店舗展開をする小売・サービス業の他、学校、市役所、図書館等の自治体の公共施設向けに事業を展開しており、当社としてはこの分野に本格的に参画して行きます。
伊藤忠商事は今回の出資を通じて、今後需要が見込まれる地域にて以下の取り組みを推進して行きます。
〔1〕米国市場への当該蓄電池システムの販売
〔2〕日本をはじめとする米国以外の市場へのGCN独自開発ソフトと当該蓄電池システムの販売展開
〔3〕当該蓄電池システムの販売において金融やメンテナンス等を絡めた新たなビジネスモデルの構築
伊藤忠商事は主要電池部材(正極材・負極材)の開発・製造・販売事業参画、川下における蓄電池システムの販売など、グループネットワークを生かしたバリューチェーンの構築、新たな価値の創造に取り組んでおり、地球環境にも優しいビジネスとしてリチウムイオン電池関連事業を推進しています。GCNへの出資を通じて特に川下分野における定置用蓄電池システムの取り扱い拡大に加え、再生可能エネルギーをはじめとする分散型エネルギー社会実現に向けて貢献していきます。
■GCN社概要
社名:Green Charge Networks Inc,
本社所在地:米国 カリフォルニア州
設立年:2009年
代表者:Vic Shao
従業員数:約30名
事業内容:定置用蓄電池に独自開発した制御・監視ソフトを組み合わせ、節電サービス等を提供
GCN社の強み:
〔1〕3年以上顧客の施設内にて検証実験を実施し、2012年のハリケーン“サンディー”や2014年の大寒波の環境下でも安定した運転を行った信頼性
〔2〕全米展開する小売チェーン店や公共施設への導入実績や米国大手電力会社との提携等の有力顧客やパートナーとの提携
〔3〕米国カリフォルニア、ニューヨークの5つの大手電力会社テリトリーで当該蓄電池システムを設置、接続連携している実績
■K−Road社概要
社名:K−Road DG
本社所在地:米国 ニューヨーク州
設立年:2014年
代表者:William Kriegel
事業内容:Smart−Gridおよび分散型エネルギービジネスへの投資