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IDC Japan、国内クライアント仮想化市場のユーザー動向分析調査結果を発表

2014-05-09

2014年 国内クライアント仮想化市場
ユーザー動向分析調査結果を発表


 ・2014年の国内クライアント仮想化導入状況における「全社導入」の割合は5.4%、1社あたりの全従業員に対する利用割合は36.4%と2013年から増加
 ・モバイル仮想化導入率は26.2%と2013年から0.5ポイント増加
 ・BYODとシャドーITを合算した導入率はスマートフォン42.3%、タブレット30.5%、モバイルPC29.8%、携帯電話49.3%で、2013年からすべて増加

 IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03−3556−4760)は、国内クライアント仮想化市場の動向について、2014年3月に実施したユーザー調査を分析しその結果を発表しました。それによると、今回のユーザー調査ではクライアント仮想化導入率は全社導入が5.4%、部分導入が10.7%、試験導入が3.4%、導入予定が3.7%となりました。2013年と比較すると全社導入、部分導入、試験導入および導入予定を合算した導入率は1.9ポイント低くなりました。ただし、「全社導入」の割合は4.4%(2013年)から5.4%(2014年)へと1ポイント高くなっており、1社あたりの全従業員に対する利用割合も30.9%(2013年)から36.4%(2014年)へと5.5ポイント増加しています。これは追加導入などを含む1社あたりの導入割合が高まっている状況を示しています。

 モバイル仮想化製品は「全社導入」が5.0%、「部分導入」が12.1%、「試験導入」が4.6%、「導入予定」が4.6%で、導入済み/導入予定の割合は26.2%でした。2013年は25.7%でしたので導入割合は0.5ポイント増加という状況です。モバイル仮想化製品市場はBYOD(Bring Your Own Device)の増加によって拡大しています。

 BYODとシャドーITを合算した導入率はスマートフォンが42.3%、タブレットが30.5%、モバイルPCが29.8%、携帯電話が49.3%でした。2013年と比較すると、全てのデバイスでBYOD/シャドーITの導入率は増加しています。特に、携帯電話とスマートフォンのBYOD/シャドーITが進んでいます。さらに「個人所有端末の業務利用は認めない」とする割合は、全てのデバイスで2013年よりも2014年の方が低くなっており、BYODに対する意識が高まってきていると考えられます。

 パブリッククラウドDaaS(Desktop as a Service)の利用意向を示すユーザー企業の割合は73.2%と非常に高く、「利用したくない」という割合はわずか5.5%にとどまっており、パブリッククラウドDaaSへの期待の高さがうかがえます。一方、最も優先度の高い課題は「セキュリティ」、次いで「価格」「既存システムとの親和性」「パフォーマンス」と続きます。プライベートクラウドDaaSと異なり、社外のデーターセンターでシステム構築しデータを保存する事に対する不安がまだ払拭できていないと考えられます。ユーザー企業の利用意向が高い中、これらの課題に対処していくことで実際の導入が進むとみています。

 「クライアント仮想化市場は成熟期に入り、BYOD、モバイル仮想化、パブリッククラウドDaaSなどの潮流が同市場の底上げに寄与する。この市場機会においてエンドユーザーコンピューティングへの取り組み方を再検討する時期が到来している」とIDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストの渋谷 寛は指摘しています。

 今回の発表はIDCが発行した「2014年 国内クライアント仮想化市場 ユーザー動向分析調査」(J14180102)にその詳細が報告されています。本調査レポートでは、国内クライアント仮想化市場の動向について、ユーザー調査を実施した結果を分析しまとめています。

 【レポートの詳細についてはIDC Japanへお問い合わせください】

<参考資料>
 モバイル仮想化製品の導入状況:全体、2013年/2014年

 ※添付の関連資料を参照


<IDC社概要>
 International Data Corporation(IDC)は、ITおよび通信分野に関する調査・分析、アドバイザリーサービス、イベントを提供するグローバル企業です。50年にわたり、IDCは、世界中の企業経営者、IT専門家、機関投資家に、テクノロジー導入や経営戦略策定などの意思決定を行う上で不可欠な、客観的な情報やコンサルティングを提供しています。

 現在、110か国以上を対象として、1,000人を超えるアナリストが、世界規模、地域別、国別での市場動向の調査・分析および市場予測を行っています。

 IDCは世界をリードするテクノロジーメディア(出版)、調査会社、イベントを擁するIDG(インターナショナル・データ・グループ)の系列会社です。

 *記載されている全ての会社名、製品名は各社の商標、または登録商標です。


■一般の方のお問い合わせ先
 IDC Japan(株) セールス
 Tel:03−3556−4761
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 E−Mail:jp-sales@idcjapan.co.jp
 URL:http://www.idcjapan.co.jp



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