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清水建設、ecoBCP推進に向け新実験棟2棟で研究開発活動を開始

2013-02-28

ecoBCP推進に向け、新実験棟2棟で研究開発活動がスタート
〜多目的実験棟、材料実験棟が竣工〜


 清水建設(株)<社長 宮本洋一>の技術研究所内(所在地:江東区越中島)に、スマート社会実現のための研究開発拠点「多目的実験棟」ならびに、高機能・サステナブル材料の研究開発拠点「材料実験棟」が竣工、このほど、両棟においてecoBCPを核とする技術提案力の強化に向けた研究・開発活動がスタートしました。

 新実験棟の2棟は、昨年3月に発表した技術研究所中期整備計画に基づき建て替えたものです。引き続き、来月にも振動実験棟の建て替えに着手し、2014年9月に竣工を目指します。

 多目的実験棟は、鉄骨造の6階建てで、建築面積512.5m2、延床面積2,336.4m2、高さ31.9mです。実験棟としての特徴は、ZEB化に向けた設備技術の評価検証を行い、その効果を体感できるZEBソリューションラボやエネルギーマネジメントラボを設置したことです。また、人工気象環境下で、新たな空調・照明設備の開発を行う建築環境試験室、異なる外装システムの省エネ性能を検証できる一対比較試験室を備えています。

 材料実験棟は、鉄骨造の5階建てで、建築面積711.3m2、延床面積3,144.4m2、高さ19.7mです。この実験棟では、建設材料の多角的な性能評価技術の確立、先鋭的な高機能材料や持続性社会を支える高度なコンクリート技術の開発などを行います。

 一方、両棟の計画に当たっては、新開発の各種技術を適用しました。まず、乾燥ひび割れ防止性能を備えたコンクリート「ゼロシュリンク」を両棟に打設。また、材料実験棟の高度な実験を行う材料特性実験フロアなどの床には、静電気の発生を抑制する汎用型低価格導電塗床材「ケミクリートEQ」を塗布。さらには、震災後普及が進む当社独自のハイブリッド集中制震システムを両棟に導入しました。

 なお、多目的実験棟のエネルギーマネジメントラボに設置したスマートBEMSにより、新設の多目的実験棟と材料実験棟を含む4棟の実験棟を対象に、必要に応じてデマンドレスポンスを実施し、電力需給を一括管理するとともに、さらなるピークカットを図ります。BEMSによる多棟管理システムは、2月27日〜3月1日まで東京ビッグサイトで開催される「国際スマートグリッドEXPO」の当社ブースにて紹介する予定です。


以上


 ※参考画像は添付の関連資料を参照

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