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東京ガス子会社、東京都庁舎に電力供給を開始

2012-12-29

東京都庁舎への電力供給開始について



 東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)の100%出資子会社である株式会社エネルギーアドバンス(社長:三浦 千太郎、以下「エネルギーアドバンス」)は、新宿地域冷暖房センター(新宿区西新宿、以下「新宿地冷センター」)から東京都庁舎(新宿区西新宿、以下「都庁舎」)への電力の供給を、本年12月25日から開始することにいたしました。

 新宿地冷センターは、新宿新都心地区にある都庁舎や高層ビル、ホテル等に、冷暖房や給湯用の熱を専用導管で供給する施設で、エネルギーアドバンスが運営を行っています。このたび、電源の多元化を図り、電力供給の信頼性を向上したいという東京都からの要請を受け、新宿地冷センター内に設置されている発電容量4,000kWのガスタービンコージェネレーション(熱電併給)を使用し、3,000kWの電力を都庁舎に供給します(*1)。送電にあたり、ガスタービンコージェネレーションと都庁舎を結ぶ専用の送電線を、熱供給用の導管が通る洞道内に新たに敷設しました。
 なお、新宿地冷センターから東京ガスグループ以外のお客さまに電力を供給するのは初めてです(*2)。

 コージェネレーションは、発電の際に発生する廃熱をボイラ等で再利用する、省エネ性に優れたシステムです。東京ガスグループは、2011年11月に「チャレンジ2020ビジョン」を発表し、コージェネレーションをはじめとした分散型エネルギーシステムの普及・拡大を掲げています。東京ガスとエネルギーアドバンスは、今後も、エネルギーセキュリティを高め、電力ピークカットや省エネ・省CO2に貢献できるコージェネレーション等の分散型エネルギーシステムの普及・拡大を進めてまいります。

 *1:従来、当該ガスタービンコージェネレーションで発電した電気は新宿地冷センター内の設備用の電源として使用していました。

 *2:同一敷地内にある新宿パークタワー東京ガス都市開発株式会社所有)には新宿地冷センターから電力を供給しています。


<新宿地域冷暖房センター(新宿地冷センター)について>
 新宿地冷センターは、新宿新都心地区の冷暖房を一手に担うために1971年に開設されました。1991年には都庁移転等に伴って増大するエネルギー需要に対応するために、現在の供給能力(冷凍能力207,680kW)に増強し、供給延床面積約220万m2の世界最大級の地域冷暖房センターになりました。さらに現在、新宿地冷センターでは設備の老朽化に伴う更新工事を進めており、2015年までに、コージェネレーションについては、現在の8,500kW(4,000kW1基、4,500kW1基)から20,000kW級に増強する予定です。これによって防災対策と環境性の更なる向上を図ってまいります。


<都庁舎に電力を供給するガスタービンコージェネレーション(新宿地冷センター内)>

 ※参考画像は、添付の関連資料「参考画像(1)」を参照

 機種:米国アリソン社製
     501−KB5
 発電出力:4,000kW
 発電効率(15℃):28.5%
 タービン入り口温度:1035℃
 回収蒸気:4Mpa、7.2t/h
 エンジン単体重量:583kg


<新宿地冷センター/都庁舎間の洞道内に専用の送電線を敷設>

 ※参考画像は、添付の関連資料「参考画像(2)」を参照

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