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ニシム電子、富士通と協力しクラウドでM2M遠隔監視サービスを開始

2012-12-26

ニシム電子工業がクラウドでM2M遠隔監視サービスを開始
富士通の「FENICSII M2Mサービス」と連携し、短期間でサービス開発


 ニシム電子工業株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:梨田一海、以下、ニシム電子工業)は本日、クラウドを利用し、電源設備や太陽光発電設備、環境計測器など多種多様な産業設備の遠隔監視・保守支援を行うFAデータストレージサービス(注1)を開始します。

 本サービスは、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本正已、以下、富士通)のネットワークサービス「FENICSII M2Mサービス」(注2)と連携し、プラットフォームを構築しています。

 お客様は、FAデータストレージサービスを利用することにより、設備の状況(監視情報、計測・計量情報および各種センサー情報)を遠隔地からリアルタイムに収集・把握することができるため、トラブルの予兆を捉えた事前の部品交換や故障時の原因調査・処置時間の短縮など、設備の稼働率向上、保守コスト削減に活用できます。

 ニシム電子工業は、今回構築したクラウドを共通のプラットフォームとして様々なお客様に提供することで、短期間・低コストでのサービス提供を可能にしました。

 今後、監視対象物にあわせた通信装置(センサーなど)のラインナップ拡充や汎用的な監視アプリケーションの提供を行い、電力向け設備はもとより、自治体・一般民需向けの設備にも拡充しながら全国での拡販を目指します。


<FAデータストレージサービスの概要>
 ニシム電子工業が今回お客様に提供するFAデータストレージサービスは、増え続ける電源設備や太陽光発電設備、環境計測器などの設備運転情報や温度情報など様々なデータをネットワーク経由でクラウド環境に蓄積し、アプリケーションと連携することで、従来は「現地でしか分からなかった」あるいは「トラブル後にしか分からなかった」設備の状況をお客様自身が遠隔地からリアルタイムに把握し、効率的な保守対応を可能にするサービスです。

 お客様は、本サービスのアラート機能を活用した問題箇所の早期発見やパーツの予防交換、レポーティング機能を活用した過去の運転実績に基づく効果的な保守対策など、プロアクティブな対応により導入設備の稼働率を向上させ保守コストを削減することができます。

 将来、お客様やインテグレーター、研究機関などと共同で、長期・大量に蓄積した設備運転情報を使って、データマイニングや分析技術を活用したアプリケーションを開発し、新たな付加価値の提供を目指します。


※参考画像は、添付の関連資料を参照


<サービスプラットフォームについて>
 多種多様な設備監視をするためには、これまで対象となる設備にあわせて有線・無線・アドホックなどのアクセスネットワーク、認証システム、データ管理用サーバ、監視用アプリケーションなどを個別に構築しなければならないという課題がありました。

 これらの課題を解決するため、様々な監視対象・監視サービスに対応する共通のプラットフォームを構築し、短期間・低コストで監視対象物の拡大を可能としています。

 また、監視対象物にあわせた通信装置のラインナップ拡充や、監視アプリケーションのお客様開発工数を削減するためのテンプレート提供も行います。

 共通プラットフォームの一部として、遠隔地に点在する監視対象物のデータをセンターに集約し活用するために富士通の「FENICSII M2Mサービス」を採用することで、開発規模を縮小し、サービスの早期提供およびコスト圧縮を図っています。

 今後、ニシム電子工業は、同サービスの対象となる設備をさらにEV充電器や商業ビル設備などに順次拡大し、多様なお客様設備の安定稼働、保守コスト削減ニーズに応えていきます。

 ニシム電子工業は、ICTを活用したサービスを通して、設備を運用されるお客様の「事業のグローバル化」、「事業用設備のライフサイクルコストの低減」に貢献していきます。

 富士通は、「FENICSII M2Mサービス」をより快適に利用していただけるようアプリケーション連携機能などを中心に強化していきます。そして、お客様の事業への貢献を通じ、お客様にとってかけがえのないパートナーとなり、お客様とともに成長することを目指します。これを具現化するために、最新のICTとこれまで蓄積してきた実績にもとづくノウハウやインテグレーション力を活かして、お客様のビジネスに新たな付加価値を提供していきます。


<商標について>
 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上


[注釈]

注1 FA:facility(設備)の略。

注2 FENICSII M2Mサービス:M2MはMachine to Machineの略。機械と情報システムを直接ネットワークでつなぐことにより、機械の稼働情報などを収集する技術を採用したネットワークサービス。


[関連リンク]

 ・ニシム電子 FAデータストレージサービス
  http://megakiku.jp/
 ・富士通「FENICSII M2Mサービス」
  http://fenics.fujitsu.com/networkservice/m2m/

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