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日本NI、802.11ac対応のRFベクトル信号トランシーバーを発表
日本NI、計測器の定義を変える802.11ac対応の
RFベクトル信号トランシーバをリリース
[ニュースハイライト]
・「NI PXIe−5644Rベクトル信号トランシーバ(VST)」は、ベクトル信号発生器とベクトル信号アナライザを一台のPXIモジュール式計測器に統合し、FPGAベースのリアルタイム信号処理/制御機能を持たせた、ソフトウェアで設計するタイプの計測器
・ベクトル信号トランシーバを新しい計測器として使用することも、NI LabVIEWシステム開発ソフトウェアを用いて既存の機能を拡張することも可能
・この新しいVST製品は、802.11acやLTEなど、最新の無線規格や携帯電話の規格をテストするのに最適
[ニュースリリース]
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:池田亮太、以下 日本NI)は8月8日、802.11ac対応のRFベクトル信号トランシーバ(VST)製品である「NI PXIe−5644R」を発表いたします。同製品の登場により、ソフトウェアで設計するタイプの計測器群に、新しいクラスの計測器が誕生いたしました。このソフトウェア中心のアーキテクチャは、エンジニアや研究者が、FPGA(Field−Programmable Gate Array)ベースのハードウェアをNI LabVIEWを使って独自の要望に応じて調整できる、新しい時代を象徴しています。
[ナショナルインスツルメンツ社長兼最高経営責任者(創設者) Dr. James Truchardのコメント]
今から四半世紀前、NIはLabVIEWシステム開発ソフトウェアによって計測の定義を変えました。そして今、ベクトル信号トランシーバによって再び同じことを行おうとしています。私たちが会社を立ち上げたばかりの頃、ソフトウェアが計測の中心的役割を果たす日がくることを思い描きました。そして現在、私たちは、LabVIEWがエンジニアによるRF設計/テストの方法を一変させている様を目にしているのです。
[Qualcomm Atheros社 エンジニアリング部門ディレクター Doug Johnson氏のコメント]
Qualcomm Atheros社では、RFテストのプロセス効率を維持するために、計測器の柔軟性と、半導体を動作させるための入出力ピンの制御は欠かせない要件でした。当社はNIの新しいベクトル信号トランシーバを使ってテストを行った際に見られた性能の向上に、非常に満足しております。NI PXIe−5644Rの登場により、当社の顧客向けの802.11acソリューションを柔軟に、自由に開発することができ、テストのスループットも大幅に向上させることが可能となりました。
[機能]
・最大6.0GHzの周波数範囲と80MHzの瞬時RF帯域幅を実現
・802.11acやLTEなど、最新の無線規格のテストに適した業界トップクラスの性能
・同等のソリューションと比較し、10倍以上の計測速度を実現
・従来型の複数の計測器を、数分の一の費用とサイズで置き換え可能
・LabVIEWでプログラミング可能なFPGAを内蔵
・一台のPXIシャーシでMIMO(multiple input, multiple output)構成や並列テストに対応できるよう容易に拡張可能
※参考画像などリリース詳細は、添付の関連資料を参照
【本リリースに関するお問い合わせ先】
一般読者向け
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
プロダクト事業部 営業部
TEL:0120−527196/FAX:03−5472−2977
E−Mail:salesjapan@ni.com
LabVIEW、National Instruments、NI、ni.comはナショナルインスツルメンツの登録商標です。その他の企業名ならびに製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。