日立ＧＰ、外字登録の手間を軽減できる「漢字かなめ／文字情報基盤対応オプション」を販売

経済産業省公開の行政機関向け氏名漢字群を効率的に検索・登録し、
自治体職員の外字登録にかかる手間を軽減

〜「漢字かなめ／文字情報基盤対応オプション」を販売開始〜



　日立公共システムエンジニアリング株式会社（本社：東京都江東区／取締役社長　建部清美／以下、日立ＧＰ）は、業務システムにおける外字情報の一元管理を実現する漢字統合管理システム「漢字かなめ」において、経済産業省が公開している「行政機関向け文字情報基盤（以下、文字情報基盤）」を検索・外字登録できる「漢字かなめ／文字情報基盤対応オプション」を追加し、２０１２年４月１２日より販売開始しました。

　氏名には多様な漢字が用いられており、国や地方公共団体などの行政機関では、業務システムで氏名を扱うために、コンピューターに標準搭載されていない文字を外字として登録する必要があります。そのため、外字作成作業の負担や外字環境の維持にかかるコストが課題となっていました。このような課題を解消するために、経済産業省は、平成２２年度より、文字基盤のあり方について検討を重ね、戸籍統一文字や住民基本台帳ネットワークシステム統一文字を網羅した氏名漢字５８，７１２文字のフォントと画数情報を整備し、平成２３年１０月に正式版文字情報基盤として公開しました。これにより、今後は、行政機関内のシステムごとに異なっていた外字の相互参照が可能となり、住民の利便性向上や行政機関の業務効率化が期待されています。

　漢字統合管理システム「漢字かなめ」は、人名や地名で使用する文字の大半を網羅している公共機関向けの電子字典「五萬悦（ごまんえつ）」と連携し、外字を効率的に検索・登録できるソフトウェアです。今回日立ＧＰが販売を開始した「漢字かなめ／文字情報基盤対応オプション」では、文字情報基盤に含まれる５８，７１２字を「五萬悦」に追加収録しているため、既に登録している文字が、文字情報基盤に含まれる文字かどうかを確認できます。この機能により、自治体職員が行う外字登録、文字情報基盤対応にかかる手間を軽減します。文字情報基盤に対応しておくことで、今後行政機関内での共通システムが整備された際に、文字化けすることなくスムーズに移行することができます。


　〔「漢字かなめ／文字情報基盤対応オプション」システム概要図〕

　　＊添付の関連資料「システム概要図」を参照


　日立ＧＰは、２０００年より漢字統合管理システム「漢字かなめ」を提供しており、これまで５００ユーザーを超える業務システムでの文字環境整備の実績があります。
　なお、今回販売を開始した「漢字かなめ／文字情報基盤対応オプション」は、自治体の業務システムに限らず、氏名・住所など外字情報を取り扱う官公庁や教育機関、民間企業など、２０１３年までに１３０ユーザーを目標とし、販売を行っていきます。


■提供時期、価格
　漢字かなめ／文字情報基盤対応オプション
　価格：個別見積
　提供開始日：２０１２年４月１２日


■製品に関するＷｅｂサイト
　・漢字統合管理システム「漢字かなめ」
　　http://www.gp.hitachi.co.jp/eigyo/product/kaname/
　・公共機関向け電子字典「五萬悦」
　　http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/app/gomanetsu/index.html


■他社商標注記
　・五萬悦は、株式会社日立製作所の日本における商品名称（商標または登録商標）です。


■会社概要
　会社名：日立公共システムエンジニアリング株式会社（略称：日立ＧＰ（※１））
　資本金：３億円
　従業員数：９３０人（２０１２年４月）
　事業概要：
　　（１）業務システム開発を中心としたソリューション事業
　　（２）パッケージ・ソリューション事業
　　（３）レガシー・システム再生ソリューション事業
　　（４）インターネット総合サービス事業
　　（５）日立製品の販売事業
　対象分野：中央省庁、自治体、準公共団体、年金基金、図書館、大学、研究所、民間企業
　拠点：東京、名古屋、大阪、福岡、北京
　日立ＧＰのＷｅｂサイト：http://www.gp.hitachi.co.jp/


　※１　当社は、社名「Ｈｉｔａｃｈｉ　Ｇｏｖｅｒｎｍｅｎｔ＆Ｐｕｂｌｉｃ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ　Ｓｙｓｔｅｍ　Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ，Ｌｔｄ．」（英語表記）より「日立ＧＰ」を略称としています。