Article Detail
日本ユニシスグループ、クラウド型含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター@Air」を提供
日本ユニシス・エクセリューションズ
クラウド型含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター@Air(TM)」提供開始
〜 実績ある含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター(R)」をSaaS化し、
導入・運用・保守コストを軽減。サプライチェーン間の情報流通をさらに促進 〜
日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社(本社:東京都新宿区、社長:石原 邦夫、以下UEL)は、クラウド型含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター@Air」の提供を開始しました。
UELが従来製造業向けに提供してきたオンプレミス(導入)型の含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター」をSaaS(注1)化しクラウド型で提供するものです。これによりシステムの初期導入コストを軽減したほか、システムの運用・保守コストを軽減することが可能です。またインターネットを通じて、社内LAN環境以外の国内外拠点からも含有化学物質管理システムにアクセスすることが可能です。
近年、日本国内の製造業界ではEU(欧州連合)で施行されたREACH(注2)規制やRoHS(注3)指令などの流れを受け、製品に含まれる特定化学物質の管理が必須となっています。このグローバル化に対処し、競争力を保つには、サプライチェーンに連なる各企業が、製品に含まれる化学物質の管理について適切かつ実効性のある取り組みを行う必要があり、国内外拠点間での情報管理の一元化や業務プロセスの最適化を実現することが求められます。しかしながら各企業にとって、全社的な含有化学物質の管理システムを国内外拠点で構築し運用・保守するコストは大きな負担です。
UELではこのような製造業の課題に応えるため、含有化学物質管理システムとして実績のある「グリーン調達マイスター」をSaaS化し、クラウド型含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター@Air」として提供開始しました。
クラウド型含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター@Air」の主な特長は次の通りです。
1.初期導入コストの軽減
月額の利用料だけで利用でき、サーバーやソフトウェアの購入が不要なため、オンプレミス型に比べて初期導入コストを軽減することができます。
2.どこからでも利用が可能
インターネット回線がある環境であればどこからでもアクセスすることができ、社内LAN環境の整っていない国内外の拠点からも利用が可能です。
3.運用管理コストを削減
自社サーバーでの維持管理が不要なため運用や保守コストを軽減することができます。
4.従来のパッケージソフトと同等機能を搭載
オンプレミス型の「グリーン調達マイスター」と同等の機能(※)を利用することができます。
※一部機能に制限があります。
5.小規模企業向けサービスプログラムを提供
従業員20名以下の小規模企業向け・小規模サプライヤー向けのサービスプログラムを提供します。価格を抑えたエントリーモデルです。サプライチェーン全体の標準フォーマットでの情報流通の促進を目的として提供開始しました。
6.オンプレミス型への切り替えも容易
オンプレミス型の「グリーン調達マイスター」と同様のユーザーインターフェース、同等の機能を備えているため、利用形態をオンプレミス型へ切り替えた場合にも同一の操作性で利用が可能です。
UELは「グリーン調達マイスター@Air」について初年度で50社の利用を目標としています。
またUELでは、2012年3月にリリースしたオンプレミス型「グリーン調達マイスター」の新バージョン(V5.0)に英語・中国語のユーザーインターフェースを搭載し、2012年夏頃には「グリーン調達マイスター@Air」へも機能統合の予定です。これにより海外工場などでもストレスのないデータエントリーが可能となります。
以上
■「グリーン調達マイスター@Air」の利用イメージ
*添付の関連資料「利用イメージ」を参照
【注記】
注1:SaaS(Software as a Service)
必要な機能を、必要な時に、必要な分だけ、インターネットを介して利用できるサービス型ソフトウェアのことです。
注2:REACH規制
Registration Evaluation Authorization of Chemicals規制の略。同規制は、EUで製造及び輸入される化学品に対して登録、評価、認可を義務づけるもの。2007年6月に施行している。
注3:RoHS指令
正式には、Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment指令と呼ぶ。同指令は、EU(欧州連合)全域で2006年7月に施行。電気電子機器を対象に、Pb(鉛)、Cd(カドミウム)、Hg(水銀)、Cr6+(6価クロム)、PBB(ポリ臭化ビフェニル)、PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)の6つの有害物質の使用量を規制するもの。これらの有害物質が一定量以上含まれた製品はEU全域で販売できない。
【商標、登録商標】
・グリーン調達マイスター、グリーン調達マイスター@Air は、日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社の登録商標または商標です。
・その他記載の会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
【関連資料】
・「グリーン調達マイスター@Air」の利用イメージ
*添付の関連資料「利用イメージ」を参照
【関連リンク】
・クラウド型含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター@Air」
http://www.excel.co.jp/green/cloud.shtml