「物の輪郭をなぞる感覚」を再現できる装置を開発 〜触れてわかる情報伝達の実現に向けて〜 □NHKは、高齢者やさまざまな障害のある方などにも分かりやすく情報をお伝えする「人にやさしい」放送技術の研究を進めています。  今回、視覚に障害のある方に情報をお伝えする手段として、指や手で物を触れたときと同様の感覚を再現できる触力覚提示装置を開発しました。 □触力覚提示装置とは、手や指先が物に触れたときに生じる力を力覚デバイス(*1)によって提示し、そこに物体があるかのように仮想的に再現することができる装置です。 □これまで、指先の1点に力を発生させる方式を用いてきましたが、物の角張った部分な...