一方向透明現象を発見 1.発表者:  有馬孝尚(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 教授)  松田康弘(東京大学物性研究所 准教授)  豊田新悟(東京大学大学院新領域創成科学研究科物質系専攻博士後期課程2年) 2.発表のポイント:  ◆メタホウ酸銅(注1)という物質が、ある方向に進む赤外光に対して透明なのに対して、逆方向に進む同じ波長の光に対して不透明であるという現象を発見した。  ◆これまで、いかなる物質でも、このような一方向透明現象が観測された例はなかった。  ◆今回発見された一方向透明現象は低温強磁場下での現象であるが、今後、室温で実現すれば、光学素子への応用が期待...