急性呼吸器感染症の原因ウイルス株を解析 エンテロウイルス68型の抗原性・受容体特性を解明 【研究概要】  東北大学医学系研究科の押谷仁(おしたにひとし)教授(微生物学分野)と岡本道子(おかもとみちこ)助教(微生物学分野)らのグループは、近年、世界的流行を起こしているエンテロウイルス68型(EV68)の抗原性および受容体結合性を初めて明らかにしました。  EV68は1962年に急性呼吸器感染症の原因ウイルスとして初めて分離され、2000年代前半まで希な検出のみ報告されてきましたが、その後、2000年代後半になり世界各国で検出の報告が急増しました。しかし、EV68流行の原因となったウイルス...