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JX日鉱日石エネルギー、小型で発電効率に優れたSOFC型エネファームを販売開始
いよいよ10月よりSOFC型エネファームを販売開始
当社(社長:木村 康)は、現行の家庭用燃料電池「エネファーム」(PEFC型(※1))に比べ、約40%(容積比)小型化するとともに、定格発電効率45%を実現した、世界最小サイズ(※2)・世界最高の発電効率(※2)を有するSOFC型(※3)のエネファームを10月17日に販売開始しますのでお知らせいたします。
東日本大震災を機に、「節電対策」や「停電への備え」といった、エネルギーに対する社会的な要請やお客様のニーズが高まっています。
こうしたなか、当社は事業戦略の柱のひとつとして推進している新エネルギー事業を、「省エネ(省エネルギー)」「再エネ(再生可能エネルギー)」「自立(自立型エネルギー)」をキーワードとする「ENEOS創エネ事業」として展開することといたしました。
今般のSOFC型エネファームの発売は、「ENEOS創エネ事業」の起点となる施策であり、発電効率がより高くなったエネファーム(「省エネ」)は、太陽光発電システム(「再エネ」)と組み合わせたダブル発電によって、経済性(売電量の アップ)、環境性(CO2削減)をより高めることが可能となります。
なお、SOFC型エネファームの発売にあたっては、モニターとして設置後の運転データをご提供いただける方、270名様を優先に販売してまいります。(モニター以外のお客様への納入は2012年1月頃を見込んでおります。)
当社は、今後、キーワードのひとつとした「自立」を強化すべく、2012年夏を目処にオリジナル蓄電池システムを開発・市場投入し、「エネファーム」、「太陽光発電システム」、「蓄電池」の3電池を組み合わせることで、通常時にはより電力自給率を高め、停電時にもエネファームの運転を継続し電力を確保することができる「自立型エネルギーシステム」の提供を開始する予定です。
また、「ENEOS創エネ事業」推進のソフト面での中心的な施策として、ご家庭毎にエネルギーの最適化を提案する、エネルギー診断サービス事業(※4)を展開いたします。2013年度中を目標に、当社独自の専門研修を経て育成・認定するエネルギー診断士を全国に約1,000名配置することで、お客様毎の「省エネ」「再エネ」「自立」に対するニーズに沿った3電池の最適な組み合わせを始め、住宅性能や暮らし方の改善等をご提案できる体制を確立してまいります。
【SOFC型エネファームの概要】
1.販売開始日:2011年10月17日
2.販売機種:LPガス仕様、都市ガス仕様
3.希望小売価格:270万円(消費税込み、工事費別)
4.保証期間:10年間
5.販売エリア:北海道・沖縄県を除く地域
(但し、気温・標高・沿岸からの距離など、条件により設置できないエリアがあります)
*以下の資料は、添付の関連資料を参照
6.製品仕様
7.商品構成
8.SOFC型のエネファームの主な特長
※1 固体高分子形燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell) :電解質に高分子膜を用いる燃料電池。作動温度が低く起動・停止が容易なことから、家庭用のほか自動車用にも適している。日本では、2009年5月より各社が販売を開始しました。
※2 2011年9月15日現在、当社調べ。
※3 固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell):電解質にセラミックを用い、各種燃料電池のなかでも発電効率が最も高い。セルに貴金属が不要なことも特徴。
※4 本サービスは、当社および当社子会社であるENEOSグローブ株式会社と共同で企画・開発を取り進めております。
お客様お問い合わせ窓口 :
エネファーム専用ダイヤル 0120−56−8786(コール エネファーム)
営業時間 9:00〜17:00 (土曜、日曜、祝日も営業)
●別添資料
ENEOS創エネ事業の概要(SOFC型エネファームの主な特長、オリジナル蓄電池システムの概要、エネルギー診断サービスの概要)
*添付の関連資料を参照