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ベネッセ、脳科学の知見を活用した学習照明スタンド「調光式学びライトLED」を発売
「短時間集中時は青色」「長時間はオレンジ色」など活用シーンに応じて選択可能
脳科学の知見を活用した学習照明スタンド「調光式学びライトLED」を発売
−ベネッセと日立製作所の共同プロジェクト第一弾−
※製品画像は添付の関連資料を参照
株式会社ベネッセコーポレーション(代表取締役社長:福島 保/以下、ベネッセ)は脳科学の知見を活用し、学習内容に応じた6種類の光を選択できる学習照明スタンド「調光式学びライトLED」(以下、本製品)を8月1日から発売します。本製品は、脳科学に基づいた子ども向け学習用品の開発において、ベネッセと株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)の共同プロジェクトの成果を活用した第一弾です。
ベネッセと日立が商品企画を行い、株式会社日立リビングサプライ(取締役社長 野田 哲夫/以下、HLS)が製品化するもので、ベネッセが自社通販サイトで発売します。
<型式・価格および発売日>
品名:調光式学びライト
型式:LED HGS−1
ブランド:Hitachi Living Systems
本体希望小売価格:31,500円(税込)
発売日:8月1日
当初月産台数:1,000台
<製品の特長>
※添付の関連資料を参照
<開発の背景>
ベネッセは、子どもの学びを支援する自社の事業展開の一環として、通販事業の分野において子どものよりよい学習環境の提供をテーマとした学習用品の開発、販売を進めてきました。一方、日立は脳活動計測の技術開発や、パートナー企業との連携を図り、脳科学をモノづくりに活用する取り組みを進めてきました。
本製品の企画開発において、ベネッセが会員を対象に行ったアンケート結果に基づいて、より集中する環境を提供する学習スタンドの製品化をめざしました。日立では、色温度と照度が人の認知機能に与える影響に関する先行研究に着目し、京都大学大学院医学研究科 若村智子准教授、同志社大学生命医科学部 廣安知之教授の協力を得て、18歳から19歳の男子大学生20人を対象に本製品の試作機を用いて認知機能計測と積極性・眠気を調査するアンケート(*2)を実施しました。その結果、高い色温度で高い照度7000ケルビン・900ルクスの光の場合、照明点灯直後に判断時間の短縮傾向が確認でき、点灯後30分まで積極性が顕著に上がりました。低い色温度で低い照度3000ケルビン・300ルクスの光の場合、照明点灯後、90分間継続して判断時間が短縮することが分かりました。この実験結果に基づいて、短い時間で集中して勉強したり、長い時間で継続して勉強するなど、学習内容に応じて色温度の異なる光を選択できるようにしました。
また、その他の色に応じて適した学習モードについては、オフィスの知的照明で研究を進めている同志社大学理工学部 三木光範教授の監修を受けました。
*2 高い色温度・高い照度と低い色温度・低い照度の組み合わせの調査
認知行動計測(PVT : Psychomotor Vigilance Task, PASAT: Pace Acoustic Serial Addition Task, GO/NOGO task)、積極性の評価及び眠気を評価するアンケート(PANAS : Positive and Negative Affect ScheduleとKSS : Kwansei−gakuin sleepiness scaleの質問紙を使用)
<「調光式学びライトLED」の主な仕様>
型式:HGS−1
色:ホワイト(本体)
電源:ACアダプタ
使用電圧:照明本体(DC12V) ACアダプタ(AC100V)
サイズ:幅80〜547×高さ378〜473mm
質量:本体+クランパー(ACアダプタ除く):約1.2kg、ACアダプタ:約210g
電源コード長:DCケーブル:1000mm、ACケーブル:1830mm
生産国:中国
<商標>
・「学びデスク」は株式会社ベネッセコーポレーションの登録商標です。
・Brain Scienceマークは株式会社日立製作所の登録商標です。
※図3:Brain Scienceマークは、添付の関連資料を参照
<Brain Scienceマークの付与について>
日立は、第三者の専門家によるBrain Science審査会を設立し、脳科学が適切に活用された製品に対し、Brain Scienceマーク(図3)を付与する取り組みを、さまざまな分野に展開しています。今回の「調光式学びライト LED」についてもBrain Scienceマークを付与しています。
以上
添付資料:ベネッセと日立が脳科学に基づいた子ども向け学習用品の製品開発において共同プロジェクトを開始
※添付の関連資料を参照