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三井物産、ポーランドの新規シェールガス探鉱権益を取得

2011-06-14

ポーランドにおける新規シェールガス探鉱権益取得
欧州シェールガス事業 日本企業参画第一号案件


 三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己)は、当社子会社ミツイ・イー・アンド・ピー・ポーランドを通じて、米国石油・ガス開発会社マラソン・オイル・コーポレーションがポーランド共和国に保有するシェールガス探鉱鉱区群(10鉱区)権益の一部を取得することで同社と合意しました。今後、ポーランド政府関係機関の承認を以って権益譲渡が完了します。本事業は、日本企業が欧州のシェールガス事業に参画する第一号案件となります。

 対象鉱区群(面積合計約8,500km2)は、ポーランド北東部から南東部の陸上エリア(以下鉱区群位置図御参照)に位置しています。今後約5年間で同鉱区におけるシェールガスの生産性、回収率等を確認する為の地質調査、試掘井掘削を実施する予定です。

 天然ガスはクリーンエネルギーとして今後も世界的に需要拡大が見込まれており、従来は生産が難しいと考えられていたシェールガスも近年の技術革新により、低コストで大量生産することが可能になってきています。ポーランドは、今後シェールガスの開発が期待される欧州において、最も有望なシェールガス資源が存在するエリアとして注目され、大手石油・ガス開発会社の進出が盛んになっています。

 当社は、米国ペンシルべニア州のマーセラス・シェールエリアにおいてシェールガス開発・生産事業を推進中であり、これら米国事業での知見・経験を活かし、米国に続く巨大ガス市場である欧州市場でのガス事業展開を図っていく予定です。また、シェールガスの存在は広く世界中で確認されており、当社は米国シェールガス事業と今回の欧州シェールガス事業を通じた知見およびネットワークを利用して、米国や欧州のみならず、世界の各地域でさらなるシェールガス事業の展開を視野に入れてまいります。

 当社は、資源・エネルギー事業を重点分野の一つと位置付け、引続き原油・天然ガスの優良資産の取得に取り組み、良質でバランスの取れた事業ポートフォリオの構築を目指していきます。


シェールガスとは:
 根源岩(油やガスの基となる有機物に富んだ泥質岩のこと)内に貯留されている天然ガスです。従来から北米を中心に世界でその豊富な資源量は確認されていましたが、生産性が低かったことから商業化されていませんでした。昨今、水平井・水圧破砕といった技術の進歩を受け、低コスト生産が可能となり開発が活発化しています。


<当社参画後の権益比率>
 Marathon Oil Corporation     :51.0%(オペレーター)
 Nexen Inc.                :40.0%
 Mitsui E&P Poland SP.zo.o. : 9.0%


※鉱区群位置図は添付の関連資料を参照

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