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大日本住友製薬、米バイオベンチャー「トレロ社」を完全子会社化

2016-12-27

当社による米国バイオベンチャー企業Tolero Pharmaceuticals, Inc.の
買収(子会社化)について


 大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田 正世)は、当社全額出資の米国持株会社を通じて、Tolero Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国ユタ州リーハイ、CEO:David J. Bearss、以下「トレロ社」)を完全子会社化(以下「本買収」)することについて、本日トレロ社と合意しましたので、下記のとおりお知らせします。

 合意内容に基づき、当社はトレロ社の株主に対し、本買収の対価として本買収完了時に200百万米ドル(約236億円)を支払うとともに、将来、トレロ社が開発中の化合物の進捗に応じた開発マイルストンとして最大430百万米ドル(約507億円)を支払う可能性があります。さらに、発売後は売上高に応じた販売マイルストンとして最大150百万米ドル(約177億円)を支払う可能性があります。

 記

1.本買収の理由
 トレロ社は、がんおよび血液疾患領域における医薬品の研究開発に特化した米国のバイオベンチャー企業であり、キナーゼ阻害剤を中心とした優れた創薬力を有するとともに、血液がんを対象として開発中のサイクリン依存性キナーゼ(CDK)9阻害剤「alvocidib」(一般名)を含む以下の6化合物を有しています。

 ※表資料は添付の関連資料を参照

 alvocidibは、急性骨髄性白血病(AML)を対象とした無作為化フェーズ2試験においてPOC(Proof of Concept)を取得済みです。また、現在米国において同疾患におけるバイオマーカー陽性患者を対象としたフェーズ2試験を実施中であり、本適応について最速で2018年度の承認申請を目指しています。

 当社の代表取締役社長である多田正世は、「当社の研究重点領域の一つであるがん領域はアンメット・メディカル・ニーズが極めて高い領域であり、患者さまやご家族に新たな治療選択肢をお届けすることは、研究開発型製薬企業の重要な使命であると考えています。トレロ社は、alvocidibを中心とする魅力的な開発化合物群を有しており、本買収によって、当社のがん領域におけるパイプラインをより一層強化できるとともに、主力製品である非定型抗精神病薬「ラツーダ」の独占販売期間満了後における当社グループの持続的成長に寄与することを期待しています。また、トレロ社の高い創薬力により、継続的に開発化合物を創出できることを期待しています。」と述べています。

 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照

以上




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